着物水洗いリメイクアドバイザー(商標登録申請中)
コンチエルトみほです。2019年5月に実家の父が亡くなった後実家の片づけを始めました。
片づけ、と聞くと「断捨離」とか「処分」「掃除」と思い浮かべるでしょう。一刻も早くなんとかしようと思うでしょう。
なぜなら、その家で自立を手放さずに生活したいと望んでいる親の場合「安全・安心・健康」を確保するのは最優先となるからです。
しかし一人暮らしになったからといって、必要な数を、はじき出し、廊下や部屋を、特別の洗剤で一気に磨き上げ、●月〇日までに、洋服を処分しよう、●日には家具処分予約しよう。という目標設定でよどみなくすすめるやりかたは、高齢になるほど心がついてこられなくなります。
新しい変化は、「生活になじませる時間」「心になじませる時間」が必要です。
ひとがモノを処分する時。「それがなくても、もう大丈夫だな」という心の中の巣立ちのステップがある。
【思い出の証拠】を手放すときがモノからの巣立ちである。と私は考えています。
納戸や押し入れに、押し込められたものは、他人から見たらゴミです。けれどこと、高齢者にとっては贅沢で豊かな「思い出の証拠」なのだと、わかります。
ですから、「着る・着ない」とか「使う・使わない」だけで判断していくとつらくなるのです。
人によって、「思い出の証拠」は違いますが、着物はもっとも手放しにくいものでしょう。なぜなら、家族としての節目で準備したり、着用した特別なものだからです。写真と違って、着物は、さわって味わえ、「もしかして誰かがつかってくれるかも」という期待も背負っているのが着物です。
しかし
現実は、日常的に着用するイベントも家族も減った状況では、タンスの中でカビやシミ、ムシにくわれだれも着用する(そのままでは)ことはできない状態でしょう。使わないなら捨てる。
さあ、ここでアドバイザーの出番です。
汚れて、カビだらけのニオウ着物や帯を前に「捨てましょう」以外の選択肢があることを伝えます。
■着物水洗いリメイクアドバイザー™ 2級認定講座
(商標登録出願中)
桐たんすがスッキリ!
着物の持ち方、しまい方、保管の仕方、リメイクまでご提案!
実家の片づけをしながら、着物との新しい付き合い方ができる、資格講座がスタートしました。
実家片づけアドバイザーから生まれた、「再構築型」の片づけ術です。
古着物を生き返らせて引き継ぐことで、モノ・家族・親子の関係が変わります。
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着物や帯を自分で水洗いして、くすみやニオイをとります。
目の前でいとも簡単に「瀕死の着物や帯」が水洗いでどんどんよみがえっていくさまをみせること。もう着用しない、できないけれど、手元において愛でたい。でも汚れていたから目を背けていたモノが着物。
やっと向き合えます。
そして効果は次の通りです。
ほどきますので、物理的に例えば帯なら、表+裏+芯のうち、表だけを残しますので3分の1に減ります。
着物は汚れてダメな部分は、きまっています。襟、内側を処分し2分の1量にへります。
そして最後のリメイクは、おまけのようなものです。清潔になった生地を別の姿に変えて、リビングや玄関に飾っていつでも目にする場所に置くたのしみ、という提案です。
ですから、水洗いで一点の曇りもない状態にピカピカに仕上げる、とかアイロンはクリーニングに出したと同じように、とかリメイク作品は、芸術家の作品のように、というのはアドバイザーの仕事ではありません。
ほどけばいいんでしょ、洗えばいいんでしょ、かたづければいいんでしょ
はアドバイザーではありません。ほどき方、洗いかた、リメイク、情報はいくらでもあります。
その先をこの認定講師たちは知っています。