よく辞めなかったね、と
どうして、そんなに大変そうなのに毎日やらせられるの?
と
半ば、あきれ、なかば感心されたものです。
投げ出すことは、選択肢にありませんでした。
習う、息子がお友達のバイオリンを弾いている姿をみて
たくさん見学にいって、あかちゃんみたいなのに
「弾く」「やりたい」という言葉、願いを、わたしは叶えたい。
弾きたいという幼いこどもの、ことばを信じて
叶える。
ただ、ちょっと時間と手間がかかりました。
手塩にかける、ですかね。
この数年間に、うたうこと、リズムうちすること
小さなドラムセットも買いました。おもちゃですが。
ひざにのせて、小さな手を外側から一緒ににぎって
リズムうちは、息子たちもお気に入りで
手遊び、という名で
四分音符・・・八分音符・・・三連符・・・十六分音符・・という具合に
「おおきな塊の中に、きざんでいく」分割していく、ということができるようになっていました。
まあ、膝にのせていますから、立ってバイオリンを持つ、ということとは
違いますね。
そして、どうして親がくじけずにできたのか?という一番の理由は
信じていたということです。
親としての見る目をです。
必ず伸びる時期が来る。この子たちは大丈夫だ。
未来の成長の姿が、私には見えていたのです。