経理マンの働きながら会計士受験ブログ -4ページ目
 
振り返ってみると、2016年は本当にバタバタした1年でした。

■補習所→3→1年短縮による考査と課題研究のラッシュがつらかった
■退職→前職の引き留めと大量の引継がつらかった
■転職→入社後いきなり終電の毎日となりつらかった
■修了考査→合格率7割の試験にも関わらず出来が悪くて精神的につらかった(現在進行形でつらい)


2016年はかなりしんどかったので、2017年は仕事とか資格云々よりも、とにかく落ち着いた日々を送りたいものです。
やはり、精神的にゆとりがあっての経理マンですから(今は監査マンですが)。


とはいえ、抱負がないと、ただダラけて1年が終わってしまいそうなので、2017年の抱負を立ててみたいと思います。

■仕事をさっさと覚えて、今年中に現場を仕切れる立場になる

■社内で一番詳しいと思われるような得意分野を見つけて、尖った存在になる

■沢山働いて残業代を稼ぐ

■2017年3月にCIIA(国際公認投資アナリスト)を受験、ファイナンス理論の知識を呼び起こす

■2017年12月にCFAレベル1を受験
(そこからレベル3までストレート合格を目指す)


、、、えっ、落ち着いた日々?
そんなものは必要ありません。
(はじめと言ってることが違う)

マグロのように働いて、勉強して、
そして、泥のように眠るだけ。

寝る前に「今日一日頑張った」と思える日々を2017年も送りたいと思います。

来年に宜しくお願い申し上げます。



補習所で、まず最初にやってくる面倒臭いものが、第1回課題研究かと思います。

昨年の同じであれば、第1回は、会計士の社会的意義、独立性、職業的懐疑心、といった抽象的なテーマであり、かなり書きづらいのではないでしょうか?

でも安心して下さい。
第1回が(初めてということもあり)一番苦戦して、残りの5回分はもう少し具体的なテーマが与えられるため、書きやすいです。
第6回なんて1万字書かないといけないのですが、第1回よりも短時間で書き終えました。

個人的には課題研究を短時間で終わらせるのが得意だったので、参考になるか分かりませんが、コツを書こうと思います。

1. 目次をつける

どんなに短いものでも必ずつけた方が印象が良いです。


2. 章と節を細かく分ける

細かくすれば文字数を稼げます。
一つの節が2,3行で終わっても良いのです。


3. 1つの章に「はじめに」「おわりに」の節を含める

第1節 はじめに
本章では◯◯について考察する
第10節 おわりに
本章では◯◯について考察した

これを入れるだけでも文字数が稼げるし、なにより論文っぽくなります。


4. 誤字脱字しないこと

採点者は多忙な中で何十人分もの論文を読んでいるので、内容云々よりも形式的なところに目が行きます。
したがって、明らかな誤字脱字だけはしないように(おそらく減点されるので)、しっかり見直しすべきです。


5. 参考文献は多めに

参考文献は規定の文字数にカウントされませんが、できる限りたくさんあげるべきです。下調べを十分にしたという印象を与えることができます。
論文中に引用しなくても、目を通しただけの文献でも参考文献になります。極端な話し、1行だけ読んだ本も参考文献にあげて良いのです。
ちなみに、会計基準・実務指針や監基報も参考文献としてました。


6. 図表や事例を含める

ただ文章を羅列するよりも図表を入れたり、事例を入れた方が印象が良いです。


7. 必ず提出する

最後に、どんなに時間がなくても、内容はショボくても良いので、文字数の規定だけは満たしたものを締切日までに提出しましょう。
要件さえ満たしていれば、点数は低いかもしれませんが、おそらく40点以上は取れるはずです。
(提出した人で40点未満の人を見たことがありません)


以上ですが、最後に課題研究に時間をかけたところで効率が悪いので、短時間で済ませましょう。
目安は、第6回を除いて、1日で書ききるべきです。

ということで、第1回も年内に終わらせてしまい、身綺麗な状態で良い年をお迎えください。


私は上場企業での計数関連の仕事を長年やっておりましたので、補習所の短縮制度を使って、通常3年かかるところを1年で済ませました。

この短縮制度ってどうなの?
とたまに聞かれますので、少しだけまとめてみました。

1.  忙しさ 

3年分の授業、考査、課題研究を全て1年でまとめた取り終える(一切減らしてくれない)ので、ボリュームは多いです。
土曜日は丸々1日(朝9時〜夜8時まで)授業があったり、日曜日は考査があったり、それらが無くても課題研究で潰れることが多く、かなり多忙であることため、相応の覚悟が必要です。

特に、3月と7月は毎週のように考査があって、さらに課題研究も重なるので、地獄のような生活となります。

感触としては、補習所の短縮期間は公認会計士受験生の頃よりも忙しかったです。
飲みに行くのも結構断ってました。
さらに、土日もかなり潰れて、家族から散々ディスられ、精神的にも結構キツかったです。

私でも乗り切れたので、優秀な皆様は何とかなるかと思いますが、かなりキツイことだけは覚悟した方が良いです。


2. 挫折する割合は?

キツイにも関わらず、短縮申請した人はなんだかんだで1年でやり切る人が多いです。
(とはいえ、挫折する人も多少はいますが)
というのも、短縮生は社会人経験があるので、同時並行で進める能力が高いように感じますし、上手に仕事量を調整しているのではないかと思います。

ただし、考査の準備が終わらずに、追試で何とか単位を取り終える方も多いのです。
追試は8月後半〜9月にあるので、夏休みを潰して考査の勉強を進める訳ですが、追試代が1科目あたり1.5万円かかるので、痛い出費を伴うことになります。


3. 短縮のメリット

デメリットは沢山あるのですが、メリットはあまり思い浮かびません。
あえて言うなら、
・嫌なもの(補習所)はさっさと終わらせてしまいたい
・早く公認会計士登録したい(独立目的や税理士資格が欲しい等)
・論文式試験の知識が残っているうちに修了考査を受けたい(私の場合は知識が殆ど残ってませんでしたが)

といったところでしょうか

4. 短縮のデメリット

・超多忙で平日夜も土日もかなり潰れる
・修了考査の準備期間がかなり短くなって不利になる
・早く会計士登録したからと言って、監査法人や会計事務所での昇進、昇給とはあまり関係ない(ことが多い)
具体的に言えば、毎年修了考査に落ち続けていると一定の役職に就けないが、逆に早く受かったところで一気に飛び級するとは限らない
・特にeラーニングの授業は消化不良となり、考査とは関係のない科目はまともに聴かず、折角の勉強の機会が失われることになり、超勿体無い
・短縮手続が面倒臭い


ということで、メリットが少ないので、会計士登録を早く済ませたい、という方以外は、個人的には短縮を勧めません。
せめて、3年→2年の短縮が無難ではないかと思います。

特に監査法人勤務の短縮生の方から「こんなに辛い思いをしてまで短縮にする必要は無かった」と口々にするのを良く聞きますし、殆どの人が追試(課金)してギリギリ単位を取っています。

繰り返しになりますが、慎重に考えていただき、安易に短縮の道を選ばない方が無難だと思います。


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昨日と本日の2日にわたり、お台場のTOC有明にて修了考査を受験してきました。

朝早くから夜遅くまで、プレッシャーと戦いながらの試験でしたので、とにかく疲れました。

感触的にはかなり絶望的ですが、精神的にも肉体的にも二度と受けたくない試験なので、なんとか上位3分の2に入っていることを期待しております。

ちなみに、感想です。

■会計実務

初っ端の問題が難しく、いきなりメダパニ状態に。
修了考査は、論文式と異なり計算の比重が高く、当時から計算が苦手な私が時を経て得意になる訳でもなく、外貨建てキャッシュフローの簡単な計算問題もケアレスミスしたりで、良いところがなかったです。
計算は、連結や企業結合だけでなく、それ以外の論点も含めた個別問題をしっかり解いてきた人にとって、高得点が取れたのではないかと思う。
(周りの席の人は簡単と言ってて、屁をかましてやろうかと思った)
理論も例年通りかなり難しくて当てずっぽうですし、今回の中で最も自信の無い科目です。

■監査実務

例年よりも事例問題が多かった印象で、とりあえず、何となく全部埋めた。
監基報そのまま書かせる系の問題は全く暗記してきてないので、思い付きで作文した。
きっと平均ぐらいは取れてるはず(と祈ってる)

■税務実務

法人税の計算は例年並みかそれよりも簡単な難易度で、たぶんそこそこ取れた。
消費税の計算は課税売上割合をだせなかったので、雪崩式で爆死。
ご招待券や合併の理論はなんとなく埋めた。
そして、最後に待ってたのは関門は相続税の総合問題。まさか4分の1も出題されるとは。
アウトオブ眼中で、神がかってる程に出来なかった。まあ、他の人もどうせやってないので、埋没であると信じてる。
税務実務も平均点取れていることを祈る。

■経営実務

唯一時間がギリギリとなってしまい、焦りまくった。
経営分析の問題に手間取ってしまい(電卓遅いので)、さらに、セグメントのシステム事業で、異なる列を計算をしていることに後で気付き、急いで解き直した。
一切見直しできなかったので、ケアレスミスしまくってそうで怖い。
ITは拍子抜けした、というか、問題文に答えが書いてあるものばかりで、日本語が読めれば誰でもそこそこ得点が取れそう。IT統制は好きだったので結構勉強したのに、殆ど意味が無かった。
経営も何とか平均いってて欲しい。

■職業倫理

なんだ、あれ。背筋が凍った。
「事情に精通し判断できる第三者」
知らんがな。
監査役との協議もインサイダー取引も知らん。
とりあえず思い付きで埋めたけど、出題者の意図に沿う回答ができたとは到底思えない。
他の人も出来てるとは思えないが、それにしても自信がないので、足切りだけは免れて欲しいところ。

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以上、好感触な科目がゼロという悲惨な状況ですが、あまり期待せず、4月10日の合格発表を待ちたいと思います。

嗚呼、なんとか受かってて下さい。
神様、仏様、関根愛◯様、何卒宜しくお願い申し上げます。