経理マンの働きながら会計士受験ブログ -11ページ目

2ヶ月前に受験した応用情報処理技術者試験の結果が
発表されておりました。

アメーバ過去記事
 H26秋 応用情報を受験しました


さて結果ですが、無事「合格」しておりました。

<得点>
 午前(択一式):85点(100点満点中60点以上で合格)
 午後(記述式):67点(100点満点中60点以上で合格)

午後は結構ギリギリでしたが、無事パスしていてホッとしています。

ちなみに、今回の応用情報処理技術者試験は、合格率は20.2%(33,090名受験・6,686名合格)。ここ3年ぐらいは20%前後で推移しているため、通常通りの合格率だったようです。

今後は、この勉強で得られた知識を十二分に活かして、
ウイルス感染に気をつけながら エロサイトを閲覧していき、高度なIT人材として活躍して行く所存です。

また、勢いに乗って、来年の4月19日(日)の「システム監査技術者試験」を受けようかどうか迷っておりますが、あくまでも本業である公認会計士試験の学習に重きを置きつつ(真の本業は事業会社の事務職ですが)、もし余力があったら受験しようと思います。

あっ、忘れてた、、、
勤務先は3月決算会社なので、試験日は本決算の絶賛作業中でした。

さて、私という人間が、仕事と会計士試験の勉強を捨ててでも、優先度も重要度も低い試験を受験する阿呆かどうか・・・

もし、受験しようものなら、妖怪のせいだよね。そうだよね。


今日は税理士試験の合格発表日ですね。
官報合格または科目合格された皆様、おめでとうございます!

私は今年は受験しておりませんが、来年は、公認会計士試験の論文式の前哨戦として、税理士試験の簿記論と財務諸表論を受験しようと考えております。

・・・いや、正確に言うと、考えておりました(過去形)。

というのも、本日の合格発表と同時に来年の税理士試験の実施スケジュール(予定)が公開されるのですが、来年は

平成27年8月18日(火)~平成27年8月20日(木)

に実施されるとのこと。


税理士試験は例年、8月の第1火曜日から3日間(たまに7月末に)実施されるのですが、来年に関しては8月18日(火)からだなんて、一体なんなんだ・・・

税理士試験受験者からは
「お盆休みを返しやがれ。対馬の仏像を返しやがれ。」
という声が聞こえてきそうです。

邪推の域を出ませんが、
今回の日程変更は公認会計士の論文式試験受験者を意識してるのでしょうね。

というのも、論文式試験は8月21日(金)から3日間なので、
「論文式受験者は税理士試験を受験するな、コノヤロー」
という○税庁(supported by 税理士連合)からの熱いメッセージでしょうか?


なお、例年、簿記論と財務諸表論は税理士試験の初日に実施されるので、おそらく8月18日(火)に実施されると思いますが、ここまで来ると、これも最終日の8月20日(木)に変更する可能性もあります。
「論文式の前日に簿財を受験したい方は、どうぞお好きに」的な。

ここまで論文式の直前だと、さすがに阿呆な私でも、税理士試験の方を受験する気は失せてきます。


しかし、まあ、何でしょう、
会計士協会と税理士連合の職域に関する戦いが落ち着いたと思ったら、こんな試験日程にまで飛び火しているのでしょうか。

こんな暑い時期の飛び火は、花火と線香だけで十分です。


 

法務省のホームページにこんなのが載ってました。

■会社法の改正に伴う会社更生法施行令及び会社法施行規則等の改正に関する意見募集について

ここを見る限り、

(改正会社法は)平成27年5月1日から施行することを予定しています。


・・・ということは、公認会計士試験の企業法では4月1日時点で施行された法令を試験範囲とするので、来年5月の短答式試験及び来年8月の論文式試験では、現行(改正前)の会社法で出題される可能性が高いです(もしかすると変わるかもしれませんが)。

会計士受験生にとっては、朗報でしょうか。


先週、大原とタックの奨学金選抜試験を受験してきました。
結果は、恥ずかし過ぎて、顔からファイアーが出そうですが、どっちも10%割引でした。

あっちょんぶりけー(出典:ブラックジャック)

今の私は計算が簿記4級レベルであって、今年の会計士試験で最年少合格したあやてる先生の倍以上生きてるのに、計算力は1億分の1以下かもしれません。



でも、そんな計算力の弱い自分とも今日でグッバイ。

もう後ろは振り返りません。

「右よし、左よし、前よし」です
※今年の経営学第1問で出題された近江商人「三方よし」より


経理マン、前向きでリア充っぽくてマジでキモイんですけど

と思われたかもしれません。

なぜ前向きになってるかというと、本気になってるからです。

では、なぜ本気になってるかと言うと、大原だからです。

そうです。

大原生になりました。

予備校を使うとしても、今年のように、必要な時に必要な単科を取るか、それとも、チマチマしたことしてないで本科生になるか、どちらか迷ってたのですが、科目免除を使えば比較的安く受講できることが分かり、一世一代、覚悟を決めて、上級本科生(人間的には下級ですが)を申込みをました。

これからは、コンパスと寝食をともにし、三度の飯よりステップ答練を好きになります。

ちなみに、タックか大原かどちらにするかかなり真剣に迷ったのですが、大原に決めたのは、

■科目免除割引は大原の方がイケてて、タックよりも10万円以上安くすむ

■実際のところは不明だが、パンフレットを見る限り、会計士試験合格者は大原の方が多い。せっかく高い金を払うので、母数が多い方を選択して、1%でも合格可能性を上げたい。

■答練や模試の採点が、大原の方が遥かに早い(せっかちな私には重要)

■通信で答練を郵送するのに、大原では切手不要だが、タックは必要。

こんなところです。

ということで、答練で成績上位者に名を連ねられるよう、当面は苦手な計算と格闘します。


 

 
前々回の租税法前回の経営学に続き、今日は最後に企業法です。

企業法の科目合格は運の要素が強く、アドバイスできるほどの知識を持ち合わせていないため、自分が行った勉強方法について触れたいと思います。


■公開模試・本試験の成績

・公開模試:E判定(偏差値40台後半)
・本試験の得点 : 56.80(第1問27.55、第1問29.25)


■予備知識

・2014年5月短答合格
・仕事で株主総会・取締役会の運営や株券取扱等の実務に軽く携わっている


■予備校

・TACの短免上級講義(DVD通信・宮内先生)を受講
 ※TAC答練は未受講
・大原とタックの公開模試


■使用教材

①TAC企業法テキスト[上][下]

②TAC企業法論文問題集[上][下]
 ※過去問を含めた論証例が72問掲載

③参考法令基準集

④TAC論文直前講義テキスト

TAC企業法暗記カード 定義・趣旨編

TAC企業法暗記カード 論点編

TAC企業法論述マスター



■教材の学習方法

(1) 講義の視聴とテキスト(①)への書き込み

ギャグも含めて宮内先生の話した内容と板書をテキストに書き込み、無機質な企業法のテキストを宮内色に染めました。また、配布されたレジュメも全てテキストに貼り付けて、情報の一元化をはかりました。

(2) 論文問題集(②)の読込み→いきなり挫折

上記②の論文問題集(論証例)を繰り返し読み込んで概ね覚えようとしたが、量の多さに圧倒されてしまい、あえなく挫折しました。
というのも、論文問題集の問題1つは、会計士試験でいうところの大問1つ(試験では大問2つ出題)に相当し、その中に趣旨や論点(判例等)が散りばめられているため、これを一気に覚えるのは私の脳ミソでは不可能でした。
そこで、次のワンステップ置くことにしました。

(3) 企業法暗記カード(④と⑤)→10回転以上

本書の執筆者はTAC宮内先生であり、TACのテキスト(上記①)と論文問題集(上記②)と言い回しが同じなので、TAC出版の暗記カードをマスターするところから始めました。暗記カードは1枚あたりの情報量が少なく、サクサク進むので、それが爽快となって勉強が苦でなくなりました。
また、④と⑤は1~2時間もあれば1冊終わるぐらいの適度な分量なので(慣れてくれば30分で終わる)、何度も何度も繰り返し読んで、最終的には10週以上回して概ね覚えてしまいました。
暗記カードを使った学習は驚くほど効果的であり、TAC生で論文問題集を読み込むのがしんどいと思っている方には超オススメです。

(4) 論文問題集・論文直前講義テキスト(②と④)の読込み→約3回転

暗記カードで趣旨や判例を覚えていたので、その後の論文問題集の読込みはかなりスムーズに進みました。この段階では、論証例を覚えるというよりも、「論点が漏れなく列挙できるか?」「どのような順序で記載すべきか?」といった論文答案の作り方を覚える感じでした。
また、この頃から参考法令基準集(上記③)もできる限りひくよう心掛けました。
併せて、論文直前講義テキストの読込み(上記④)を行いました。

(5) テキスト(①)と論述マスター(⑦)の流し読み→1回転
 問題集も全ての論点が網羅されている訳ではないため、
試験1週間前になって問題集では掲載されていない論点を重点的にテキストで確認しました。
また、購入したまま一度も開かなかった論述マスター(上記⑦)をこの時点で開きましたが、本書は企業法の論文の書き方のイロハが載っている優れもので、この本を読んだ瞬間に「もっと早い段階で読んでおくべきだった」と後悔しました。


■さいごに

▼「丸暗記は無意味。理解することこそが大事。」というアドバイスをしている人をたまに見かけますが、企業や監査論のような理論科目においては、ある一定量の暗記は避けられないと思います。
論文式試験は、試験委員が何を求めているのかを汲み取り、暗記した知識を記憶の引出しから取り出して、試験委員に適切に伝わるように文章で説明する。これで初めて得点がつく訳です。よって、一定の知識(企業法でいうと趣旨や判例解釈等)を暗記することは論文を書く上での土台部分であって、絶対に外せないものだと思います。その暗記を抜きにしてしまうと、薄っぺらい論文にしかなりません。
そして、企業法ではその初めの暗記こそが、敷居が高くて大変苦労するのです。よって、その暗記作業の負担をいかに軽減するかを工夫することが重要なのではないかと思います。私にとっては、それが暗記カードでした。

▼企業法は「今年は無理。来年しっかり答練を受けて本番に臨もう」と考えていた科目でしたが、一方で最後まで一抹の望みを捨てずにテキストや問題集を読み込んだのが功を奏したのだと思います。
会計士試験はスラムダンクの安西先生です。




以上、3回にわたって租税法・経営学・企業法の学習方法の紹介でした。

これをもって、租税法・経営学・企業法は忘却の彼方に追いやり、これからは会計学と監査論の学習に専念します。

1年後には会計学と監査論でウンチクを垂れられるように、引き続き、学習に励みたいと思います。