「バラされたくなかったら安く売れとかぬかすから…爆弾でふっ飛ばしてやろうと思ったワケよ…どーだ?知らなかったろ?ペチペチ」


今回はサンデーFILE1096「四角の秘密」について感想を書いていきたいと思います。





1. 感想

2. 最後に出てきた人物



1. 感想



推理材料まとめ


今回推理難しすぎませんかね笑  犯人と暗号は置いといて細かい伏線の意味がかなり難しいですね。


以下、どんな伏線が張られたたのか振り返ってみます。


林崎がクレーマー

クレーマーである事そのものではなくクレームの内容が重要。林崎の無くした鍵を暮石が探した+アメニティの数が足りないという苦情から、「暮石が鍵を石鹸に押し込んで型を取り合鍵を作った」という推理。


FILE1096で言及されなかったが、鍵とキーホルダーが外れやすいっていうのも型を取りやすい事を示唆していたっぽい。


クレーマーっていう事実そのものが動機に絡んでいると普通は考えると思うから推理方針からそもそも間違えてしまう。今エピソードで最難関の推理だったと思う。


ちなみに私は凄すぎて感動して思わず唸ってしまった笑



加湿器

暮石は2114にしかない加湿器の位置を知っていた

→2114に入っている→なのに入っていないと嘘をついている→爆弾を仕掛けるために部屋に入った犯人

という推理。


セリフの矛盾に気付けるかが鍵。今回、犯人の確証が持てる描写はこれだけ。ここに気付けなかったのはシンプルに悔しい。


ベッドスロー

素直にベッドの下に爆弾を仕掛けたという解釈で正解。

 

3件名だけ異なる手口

林崎を連続爆破事件の犯人と思わせ自爆したと見せかけるため。前の2件で出禁にしたホテルを狙ったのは「出禁にされたホテルに対する逆恨み」の犯行だと見せかけるためだと思われる。林崎を普通に殺さないで爆弾事件にしたのもその為。


個人的に納得いってないのが暗号を解かれてしまった場合爆破できなくなって林崎殺せないじゃないか、って事ですね笑 暗号は解かれないだろうとたかを括ってたんですかね



まとめてみると、かなり細かく作り込まれてる事がわかりますね。安定のクオリティーですね笑


唯一消化不良なのは、FILE1096で林崎の部屋から出てきた女の意味がよくわかんないですね…そーいうだらしない人間だったって事を示してるんでしょうか?もしくはあの女も大麻の売人だったとか?



○その他

◆爆弾犯との電話の見せかけに関して、「あらかじめ録音してただけの事」で済ましてもよさそうだけど、スマホを3台使ったりなどかなり細かく説明されていました。丁寧に作り込まれているなあと思いました。


◆今回の話はコナン,世良,メアリー,英理とそれなりの推理力を持った人がたくさん出てきています。コナンが主人公である以上どうしても推理部分はほぼコナンしか活躍してないみたいな事になりがちですが、しっかり


コナン→2014号室へ。犯人を捕まえる担当。

世良,メアリー→2114号室へ。林崎の部屋へ侵入し爆弾解体担当。

英理→避難人+警察がいる場所へ。推理担当。


みたいに役割分担されていてそれぞれのキャラが際立っていました。


犯人を捕まえるのはやっぱり主人公のコナンですよね~久しぶりに「江戸川コナン…探偵さ!」聞けたし笑


◆推理パートに関して、英理よりもコナンが一枚上手なのもよかったです。英理も爆発の時に犯人がスマホを落とす事も読めていましたが、その場所を屋上だと思い込んでいました。一方コナンは屋上じゃない可能性を読んで怪しい客の事を聞き出し2014号室に侵入し犯人を確保…英理の推理力の高さを保持しつつも、コナンが一枚上手である事をしっかり描いておく…うますぎる…


◆犯人「お前何者だ?」

    コナン「江戸川コナン…探偵さ!」

    犯人「探偵だと?~なのは知らなかったろ?」

この下りどっかで見覚えあるなーと思って10秒ぐらい考えてたら思い出しましたw


犯人「小僧…お前何者だ?」

コナン「江戸川コナン…探偵さ!」

犯人「探偵だと?ホォー…ならば分かるか小僧…なぜ私が彼の遺体を放置して逃げたか…」 




2. 最後に出てきた人物



どういうシーンだったのかを整理


老人の仕いは、 

◆わざわざブザーを打ち鳴らす

◆世良のママ発言をこっそり聞き「……」

◆車に戻ってくると"幼児化したメアリー"を見ていた老人に「ご覧になられましたか?」と発言


これらの描写から、老人は幼児化したメアリーの存在を確認するために仕わした事は確定します。


この事実と、世話になっているパパの友人=康晴という仮定の基考えていきます。

 


前回のブログにも書きましたが、パパの友人=康晴ならホテル暮らしを支援しているのも康晴の可能性が高いです。ホテル暮らしを支援しているのならメアリーの存在を知っていると考えるのが自然です(なぜホテルを転々とする必要があるのか知らないのに支援するのは変)。資産家なら毎回ホテル代出すより豪邸一つボンと買えば済むことですし…


10歩譲って事情を知らずに支援していると仮定しても、メアリーをホテルの外に出させるのはリスクが大きすぎます。メアリーの存在がバレれば支援している自分にも火の粉が飛んでくるかもしれませんし…そもそも支援という事は「メアリー達を助ける側」なのに、「メアリーを追い詰める行為」をしているのは矛盾以外の何者でもないと思います。


さらにFILE1095の『あの人』=康晴ならもっとおかしいです。メアリーの存在がバレればあの人(=康晴)に迷惑がかかってしまう、とあるのに「あの人(康晴)自身がバレるように仕向ける」という決定的な矛盾です。


100歩譲ってメアリーを支援しているのが康晴ではなかったとしても、そもそも康晴は黒の組織に息子を殺された人間なので、組織を恨んでると思うので組織側に有利に働く行為をするのは考えにくいと思ってます。それよりも、メアリーの存在を確認するためだけにブザーを破壊し騒がを起こす大胆なやり口は組織の仕業と見る方が自然な感じがします。



「夢を見ているようだ」と発言


謎の老人は幼児化したメアリーを見た上で「まるで夢を見ているようじゃわい…」と発言しています。老人=康晴だった場合、幼児化したメアリーを初めて自分の目で初めて見た康晴は驚くでしょうけど、『夢を見ているよう』と表現するのは違和感があります。


しかし、老人=烏丸だとすると『夢を見ているよう』の意味がはっきり解釈できます。


黒の組織は灰原にAPTX4869を作らせていましたが、かつてそのAPTXを灰原は「神秘的な毒薬」と表現していました。さらに、エレーナの残したテープでは「ラボの仲間は夢のような薬と浮かれている」とも描写されました。つまり、組織にとってAPTXは『夢のような薬』なのです。


では、APTXのどこに『夢のような』要素があるのでしょうか。この部分は組織の目的にも関わってくる部分で別のブログで書くつもりにしています。…が、軽く触れますと……


ズバリ『人間の手で年齢を操作してしまう』事を夢のようだと表現しているのだと思います。もっと大局的な表現をするなら、『人生の人工的プログラミング』する事を夢のようだと表現しているんじゃないでしょうか。

(人間は年をとり最後には死んでしまうように自然的にプログラミングされているが、この自然のプログラミングを人間の手で書き換えてしまう)


実際に、ベルモットは「時の流れに逆らって死者を甦らせる事」を神と表現しており、この価値観は上の考察と似た感触があります。


この考察(価値観)の元、メアリーは98~99巻「天罰くだる誕生パーティー」にてベルモットにAPTX4869を飲まされ幼児化した事を思い出すと、発言意図が浮き彫りになってきます。


つまり、『組織の夢である人生のプログラミングをAPTX4869によって実現している人間を実際に目撃し、「夢のようだ」と表現した』


このように考えると、名探偵コナンという作品において描かれてきた内容とも整合性が取れますね。



烏丸はどこでメアリーの存在を知ったのか?


組織はメアリーにAPTXを飲まされ毒殺しようとしましたが、遺体は未回収のため烏丸的な認識では死を確信していない人物だと思います。


とはいえ、「組織はホテルにずっといるメアリーの存在に気付けないのでは?」と突っ込まれそうですね笑


それはそうなんですけど、メアリーが全くホテルの部屋から出てないかというと、そうでもないんですよね。85巻「真夏のプールに沈む謎」のラストで蘭に目撃されていますし…だから、黒の組織に生存を疑われる事そのものはそこまで違和感がないと思っています。


今後の展開予想


FILE1100で描かれるのが『大事』だと仮定します。メアリーの存在を組織が認知したシーンをここで描いたのなら『大事』=メアリーvs組織なのかなと考えられます。


しかし今回、烏丸がメアリーを目撃する以前から組織は『大事』に向けて動いています。『大事』=メアリーvs組織ならば、メアリーの存在を認知して後で組織が『大事』に向けて動き出すのが自然です。


となると、

◆『大事』とメアリーの一件は全く別物

◆『大事』はメアリーの存在に関係なく起こるが、メアリーも絡んでくる

のどちらかのパターンなんでしょうけど、個人的には後者を推します。


なぜなら、FILE1093のラストに出てきた烏丸は扉を挟んで黒田と対峙しており、これはこの後に『黒の組織vs公安警察』が描かれる事を暗に仄めかしてると考えるのが自然だからです。


従って、私は

FILE1100で描かれる内容=『大事』=公安警察vs黒の組織でここにさらにメアリーも加わってくると予想します。


過去に書いたRUM編考察⑤「『大事』の中身を考察する」↓



では、『大事』で「黒の組織に大出資していて公安に顔が利くスポンサー」を巡って組織と公安が衝突するのではないかと考察しました。ここにさらにメアリーが関わってくるのだとすれば、「そのスポンサーはイギリスの要人」みたいな設定だったらメアリーが絡んできてもおかしくないかもですね。


しかし…黒田+RUM+若狭+メアリー+コナン+大岡紅葉+伊織無我全員登場とかになっちゃいそう…そんなん書けるのか…??笑





FILE1096については以上です。読んで頂きありがとうございました。


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