「でもすぐに音を上げて…主人に泣き付いちゃうかもしれませんけど♥️」


今回は2022年6月8日発売サンデーFILE1096「3つの暗号」について考察していきます。




1. 犯行動機と犯人

2. 『あの人』とは誰なのか




1. 犯行動機と犯人



暗号の解読方法については、FILE1095の段階で結構解けてる人がいたみたいなので言及しません。


結論的には爆破予告されてるのは林崎団司が宿泊している2114みたいです。という事でこれを前提に考察を書いていきます。



○標的は林崎


爆破される部屋は2114で林崎の部屋ですし、林崎の情報がやたら沢山出て来たので、この爆破事件は林崎に対する何かしらの恨みであると思われます。


しかし、単純に林崎に対する恨みがあるのなら爆破予告などする必要はなく黙って殺せば済むことです。なのに、なぜ犯人はわざわざ暗号をあらかじめ置いたり面倒な事をしているのでしょう。



林崎の不倫


まず気になるのは林崎が不倫しているらしき描写です。独身なのか既婚者なのかはわからないので、不倫じゃないかもですが……


コナン,世良,英理が林崎の部屋に入ろうとした際に、「明らかに編集じゃない」女の人が部屋から気まずそうに出て来て、部屋に入ってみるとベッドが荒れている…これは明らかに林崎が部屋で事に及んでいたという事。


林崎は小説の締切前になると杯戸ホテルをよく利用していたようですが、毎回のようにそういう事をしていて片付けもしっかり行っていなかったのなら、毎回その部屋を掃除させられる論田は林崎を恨んでかもしれません。

林崎はクレーマーでもあったようですし…


しかも、ホテルの支配人が林崎のファンであるため出禁にもできない…林崎はホテル従業員にとっては厄介な存在だったと考えられます。



3件目だけ異なる手口


私がFILE1094の考察で言及した内容に、今回英理が言及しましたね。なぜ3件目だけ直接暗号を置き、直接予告電話をかけてきたのか。


犯人の動機が林崎に絡んでいるとなると、暗号を直接置いたのは林崎を否が応でも事件に巻き込むためだと考えられます。直接電話をかけた理由はイマイチ思い付きませんが、暮石が犯人なら電話を取った自分を容疑者から外すためでしょうか。


上の考察を踏まえるなら、林崎の部屋に暗号を置いて林崎を事件に巻き込ませ、女の存在がバレざるを得ない状況にする。それにより林崎に「事件に巻き込まれてしかも女の存在もバレたホテルには泊まりづらい、泊まりたくない!」と思わせて林崎が今後ホテルに来ないようにする事が目的とかでしょうか。


あらかじめ2件爆破事件を起こしたのは連続爆破事件にする事で3件目は暗号だけで本物の爆破事件だとわからせて、林崎を巻き込むため。そして、前2件に時に暗号を直接部屋に置かなかったのは置かなかったのではなく置けなかった…なぜなら、暮石と論田が働いているのは杯戸ホテルで、前2件のホテルの部屋には従業員として入る事ができなかったから。(客としてなら部屋に置けるが前に泊まった自分が犯人だとすぐに疑われてしまう)


このように解釈すると全て辻褄が合うんじゃないでしょうか。


他の解釈としては、前2件と今回の件はそもそも犯人が別という場合です。これはゼロとまでは言いませんが私は考えにくいのかなと思います。根拠は以下の2つ。


前2件の暗号は公表されていない

1つ目の暗号は一瞬ネットに上がってたみたいで割と簡単に手に入るとして、2つ目の暗号は英理が小五郎の名前を出してやっと手に入りました。つまり、2つ目の暗号は入手困難。


3件目が模倣犯なら2つ目の暗号をどうやって手に入れたのかが問題となります。うーんでも、1つ目の暗号だけでも同じような暗号が作れない事はなさそうですかね…


でもいずれにしても模倣犯が暗号を真似たのなら、1つ目の暗号を自力で解いた事になっちゃいますからね。少し考えにくい気がします。


林崎が標的である事を知っておかないといけない

前2件で狙われたのは林崎が出禁になったホテルみたいです。3件目が模倣犯で、前2件に似せて林崎を狙ったのだとすると、前2件のホテルが出禁ホテルだったのは完全な偶然になってしまいます。1,2件目の段階では、3件目で模倣犯が現れる事すらわかりませんからね。



加湿器の下り


個人的に気になったのは加湿器の下りです。他の部屋にはないが、特別に林崎の部屋(とメアリーの部屋)に置いたというのは絶対何かしら意味のある描写なはずです。


1つの可能性としてはこの加湿器に爆弾が仕掛けられているというのもあり得そうです。


この加湿器は林崎がチェックインの時に咳気味だったためフロントが論田に持っていかせたものであると説明されているため、あらかじめ爆弾を仕掛けておくのは無理です。という事は、論田が持って行った時に爆弾仕掛けたかあるいは暮石が仕掛けたか…爆弾仕掛けようと思ったらそれなりに時間かかりそうなので論田の方が怪しいか……?



ヘッドスローが歪んでた下り


あと気になるのはヘッドスローが歪んでたというセリフ。これが何を意味しているのか……個人的には2つ可能性があると思っていて、1つは爆弾をベッドの下に仕掛けている場合ですが…


個人的にはもう1つの説を推していまして……アメニティーの数が違う事にすら文句を言う男が、ヘッドスローが歪んでいた事の苦情を入れていないというのが重要なのかと思います。


なぜ苦情を入れなかったのか…それは、部屋に女を連れ込んでるのを悟られたくなかったから…なのかなと考えています。



キーホルダーと鍵をつける金具が外れやすくなっているという内容


これまた何かしら意図がある描写だと思うんですが、どういう事なんでしょう……?キーと金具が外れやすいという事は、部屋番号の札と鍵を入れ換えやすいという事、つまり鍵をすり替えやすいという事だと思いますが…


トリックや暗号には直接関係してなさそうなので、FILE1096の展開でこの設定が利用されるかもしれません。



という訳であまり自信ないですが、犯人は暮石有斗かなと思います。




2. 『あの人』とは誰なのか。



メアリー「どこかの部屋が爆破されでもしたら、宿泊客全員ホテルの外に避難させられ…この身をさらけ出す羽目になる…そうなれば再び根城を変えざるを得なくなり…またあの人に塁が及ぶ恐れがあるからな…」


あの人として考えられるのは、羽田康晴,黒田兵衛,ジェイムズ,若狭留美のどれかかなと思いますが、個人的にほぼ羽田康晴で間違いないと思います。



まずこのセリフについて分析します。


メアリーは90巻「霊魂探偵殺害事件」で「それより早く事件を解決しろ。警察にこの部屋を調べられでもしたら私の存在が知られてしまう…羽田浩司の名前を聞いて奴らが来る…その前に…」的な事を言っていました。


メアリーは98~99巻「天罰くだる誕生パーティー」でベルモットに毒殺された人間のはずなので、黒の組織はメアリーを死んだと思っているはず…つまり、『メアリーが外に出る→組織に姿を目撃される→メアリーの生存が発覚→「あの人」が巻き添えを食う』という解釈になります。


もう1つ注目すべきは『"また"』あの人に塁が及ぶ、と言っている点です。つまり、『「あの人」が過去にも(黒の組織による)とばっちりを食った』事があるという事です。



この2つの内容は「あの人」=羽田康晴なのだとすれば綺麗に説明がつきます。


まず「メアリーの生存を組織に知られる」事がなぜ「あの人へのとばっちり」となってしまうのか。

園子「ホテル暮らしなんてどこかのお嬢様だったりして?」

世良「昔から世話になってるパパの友人が掛け持ちなんだ!」

[83巻「意外な結果の恋愛小説」]

と返答しています。この事から、世良&メアリーがホテルを転々とできるのは"パパの友人"による支援のお陰という事になります。そしてこの"パパの友人"は羽田康晴でほぼ確定してます。


つまり、メアリーの生存が組織にバレた場合、メアリーに協力している羽田康晴も組織の抹殺対象になってしまう可能性が高いです。


そして、「また」という部分も黒の組織の手により息子を殺害されてしまった羽田康晴の境遇と合致します。


私のブログを読んで頂いている方はご存知かと思いますが、私は17年前羽田浩司はアマンダ+FBI,CIA組に協力して殺害されたと考察していますが、この「また」というセリフはこの考察に綺麗に当てはまりますね。


「緋色の弾丸」でメアリーは「私は今あの子に会うわけにはいかない…」と言っていましたが、不用意にコナンに自分の存在を明かしてしまった場合、それが広まって生存がバレる…そうなれば康晴にとばっちりが行く…そこまで読んでメアリーは行動しているという事なんでしょうね。その為にメアリーは江戸川コナンが信頼のおける人物かどうかを慎重に検討しているのだと思います。


そういえば、メアリーは自分の正体を明かそうとしない一方で執拗にAPTXの解毒剤を狙っていますが、これも康晴の事を考えてなのではないでしょうか。


つまり、大人の姿に戻りさえすれば融通が効いて康晴の手を借りなくても組織から隠れて過ごす事はできますから、仮に生存がバレたとしても康晴側にとばっちりを食らわせてしまう事は避けられるという事なんだと思います。




FILE1095についての考察は以上です。読んで頂きありがとうございました。


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