お待たせしました。前回の続きです。
旅3日目、長崎駅のネカフェから出発します。
当初の行程は長崎→（長与経由）→諫早→早岐→佐世保→（松浦鉄道）→有田→早岐→肥前山口→佐賀→鳥栖→博多→博多南→博多→小倉→夜行バスでした。
有田→早岐と博多→博多南、博多南→博多は乗車券、特急券を購入して利用
しかし、昨夜のネカフェでインターネットを見ていると大雪の影響で運転見合わせにするなどの情報が入っていたため、急きょ予定を長崎→（長与経由）→諫早→早岐→肥前山口→佐賀→鳥栖→博多に変更することにしました。
始発の5時48分発の佐世保行き普通に乗車します。
何だか、胸騒ぎがしたので5時10分頃にネカフェを出て長崎駅に向かいます。
5時25分頃長崎駅に到着。
すると、まだ真っ暗で改札は開始していませんでした。
しばらくすると、改札が開始されました
佐世保行き普通の乗り場で待っていましたが、発車時刻を経過しても列車は入線してきません。
もしや、運転取りやめか？
と不安を覚えつつ待っていると、発車ホームを変更して出発するとのことでした。
長崎駅を約15分遅れて発車しました。
列車は15分ほどの遅れで運転していました。
ふと、ネットのニュースを見ると信号故障で運転見合わせ中との情報がありました。
始発に乗ってよかった
果たして、博多まで無事にたどり着けるのでしょうか？
大村線 松原駅で事態は一変しました。
この先、大雪のため徐行運転を行いますとのこと。
感覚的にですが、20キロほどで運転していたのではないでしょうか
相当な時間を要しながら、ハウステンボス駅に到着しました。
早岐駅に到着したのは9時頃だったと思います。
この時点で松浦鉄道に乗ることは不可能なので、使う予定のなくなった有田→早岐の乗車券、特急券とこの先どうなるか分からないので博多→博多南、博多南→博多の乗車券、特急券を全額無手数料にて払い戻してもらいました。
列車が1時間以上遅延したため、有田→早岐、博多→博多南、博多南→博多の旅行を取りやめる旨を申し出ると、旅客営業規則に基づいて無手数料での払い戻しとなりました。
もし、博多についた時点で博多→博多南に乗車できそうであれば、博多駅で改めて切符を買えばいいだけです。
佐世保線の列車も遅延していて、既に時刻は9時過ぎですが7時53分発肥前山口行き普通が停まっていました。
とりあえず、肥前山口行きに乗ります。
ところどころ、徐行運転をしながらも列車は進んでいきます。
しかし、永尾駅でついに運転見合わせになりました。
親などに迎えに来てもらっている学生、タクシーを手配して降りていかれる方などもいましたが、私は列車内で待機していました。
約30分後、列車が徐行運転で運転を再開しました。
徐行なので時間はかかりますが、こうなった以上動いてくれるだけありがたいです。
しかし、北方駅でまた運転見合わせになりました。
今度は吹雪いているので簡単に運転再開は難しそうです。
ここでも、タクシーを手配して降りていく方や親などに迎えに来てもらう学生の方が多く列車内には15～20名ほどが残っていました。
運転士によると、指令所からタクシー、バスなどの代行輸送をお願いしたが道路状況が悪く断られたとのことだそうです。
仕方ないので、運転再開を祈るように待つしかありません。
ここで、帰りのバス会社から電話がありました。
予約したバスが運転取りやめになるとのことでした。
運賃は全額戻ってきます。
時刻は既に16時頃です。
朝から何も食べていないので、お腹がすきました。
周りにはコンビニもなさそうなので、どうしようもありません。
そこにＪＲの係員の方がコンビニおにぎり3個とお茶を持ってきてくれました。
お腹がすいていたので、すぐに食べました。
インターネットの情報によると、佐賀駅から博多方面よりでは運転している模様
佐賀駅まで歩こうかとも考えましたが、15～20キロもあり、道路状況も悪いので難しいです。
仕方なく、運転再開を待ちます。
19時30分頃、吹雪いていたのが落ち着き雪などはおさまりました。
運転室から聞こえてくる無線によると、長崎本線で除雪中。
終わり次第、佐世保線にも向かうとのことでした。
しかし、待てども待てども除雪車は来ません。
運転士にいつ来るのか聞いてみたところ、ＪＲ九州に除雪車はない。人力で除雪しているとのことでした。
九州でこんなに大雪が降ることはないそうです。
運転室から聞こえてくる指令からの無線を聞いていたところ、もうまもなくもうまもなくの運転再開となります、などと言うも具体的な時間は一切言わず。
運転士が具体的な時間を確認するも、もうまもなくとしか言わず
結局、運転再開は22時過ぎだったと思います。
博多指令では2時間程度のことも、まもなくと表現しているのでしょうか？
さらに、肥前山口駅が満線のため、北方駅で反対列車と行き違いをしてからの発車となります、とか言いながら反対列車が来る前に発車しました。
私は列車が通る線路内の雪をある程度取り除くのかと思っていましたが、どうもポイントなどだけを取り除いたみたいです。
本当に除雪したのかは分かりません。
結局、肥前山口駅に着いたのは22時30分過ぎだったと思います。
運転士に遅延証明書を下さいと言ったところ、駅でもらってくださいとのことでした。
駅の改札でもらおうとしたら、どこまで行かれますか？と聞かれました
博多までと答えると、博多行きの特急かもめ号がもう間もなく出ますので乗ってください。
遅延証明書は博多駅でも作れます、と言われました。
旅名人の九州満喫きっぷでは特急に乗れませんが、乗っても大丈夫ですか？と確認したところ
大丈夫です、乗ってください。と言われました。
たしか、特急かもめ42号（定刻なら肥前山口19時27分発、博多20時13分着だったと思います）
車内で料金を請求されないか心配だったので、乗車前に運転士に確認したところ、駅でそのように言われたのであれば乗ってください。とのことでした。
これで、安心して乗れます。
まさか、旅名人の九州満喫きっぷで特急に乗れることがあるとは思いませんでした。
特急かもめは肥前山口を出た後は佐賀駅に停まりました。
しかし、佐賀を出た後は普段は特急が停まらない伊賀屋、神埼、吉野ケ里公園と各駅に停車していきます。
特急だけど今日だけ普通扱いで運転しているのかな、と思いました。
鳥栖駅を出た後は二日市に停まり、終点博多です。
終点博多まで車内改札はありませんでした。
博多に着いたのは深夜1時頃でした。
博多駅に着いたところ、列車の扉を開ける前に博多駅駅長が車内放送で遅延のお詫びと特急料金は全額返金する旨、夜間休憩所を準備している旨を放送していました。
特急料金の返金は知らない方もいるかもしれないので、このような形で告知するのは評価できます。
明日の朝、新幹線で大阪に帰ることにし、今夜はＪＲの休憩所で泊まります。
ＪＲの休憩所ではコンビニのパン1個とペットボトルの水を提供してくれました。
ＪＲの休憩所のイメージは避難所となった体育館です。もちろん、無料です。
しかし、朝からおにぎり3個とパン1個しか食べていない私は物足りず、荷物を置いて博多ラーメンを食べに行くことにしました。
本当は大濠公園にある王貞治が入院中に抜け出してまで食べに行ったというパスタの名店らるきいに行きたかったのですが、こんな時間には開いていません。
地下鉄は終電が出てしまっていたので、歩いて中州まで行きます。
約25分で中州に着きました。
ラーメン一蘭という24時間営業の店で食事します。
この店、初日に太宰府に行ったときにスープを試飲して美味しかったので、行ってみました。
また歩いてＪＲの休憩所に戻ります。
ＪＲの休憩所に戻った後、遅延証明書をもらい忘れていたことに気付き近くの係員に聞いたところ明日でも発行できるとのことです。
ＪＲの休憩所で仮眠を取り、明日の始発まで過ごします。
次回は最終日のことについて書きたいと思います。
次回も是非読んでください。
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