前回に続き、ジアルジア症のことを書きたいと思いますビックリマーク

ジアルジア症とは寄生虫によってよって引き起こされる病気のことで、ランブル鞭毛虫という原虫の一種が腸に寄生して起こります。

我が家でジアルジアが見つかった経緯などは前回の記事をご覧ください黒猫

今回はジアルジアをやっつけるために、行ったことを書こうと思います

写真はおトイレ中の雪ちゃんと、横を通り過ぎるごまちゃん


まず前回記事より、
ジアルジアはお薬で猫の身体から駆虫することができます!
ただ、ジアルジア症にかかった猫ちゃんはシストと呼ばれる殻に覆われた物質をウンチと一緒に排出し、これが猫ちゃんの口へ入ることで再感染することになります。
つまりは
○ウンチはすぐに取る
○使ったトイレは砂もシートも捨てて消毒する
○部屋の中に既に蔓延んでいるだろうシストをやっつける
○手洗いは徹底して行う!
と書きました。 

今回は
○お薬のこと
○トイレの消毒のこと
○お部屋の掃除について
を書いていきますね


お薬について

今回、病院から処方されたのは一般的な抗虫剤「メトロニダゾール」でした。

こちらのお薬は味が苦いようでしたので、お水に溶かしたりウェットフードに混ぜる方法は我が家では難しいかなと思い、錠剤で貰ってきました。

朝晩の食後に口の中へ放り込んで飲ませていました。
通常はお腹の中の虫は1週間ほどで駆虫できるそうですが、念のために2週間分あせる

お腹の中はお薬さえ飲んでくれればOK!
あとは再度感染しないようにどうするかですね…


猫トイレの消毒について

ジアルジアの原虫は一般的な消毒液が効きませんあせる
どのように消毒するのかというと、内閣府の食品安全委員会の過去の調査表によれば、
60〜70℃のお湯で10分加熱、もしくは100℃で3分間沸騰!!!

熱湯掛け流しではダメということですね…
猫トイレをお鍋でグツグツ煮込むことが出来たら良いですが無理な話なので、残された方法は60〜70℃のお湯に浸け置きしかないかなと

そこで、近所のホームセンターで猫トイレが入るサイズの60ℓペールを購入してきました!
猫トイレを入れるとこんな感じ
システムトイレのハーフカバーなら一緒に入れることも出来ます。

自宅が一軒家ではないので、消毒作業は仕方なくお風呂場であせる
家庭の給湯器からのお湯は最高で60℃までしか上がらないことも今回のことで知りましたあせる

60℃では入れていくうちに冷めてしまって、ジアルジアが死滅しないので、シャワーからは3分の1入れるくらいだけ、残りはひたすらお鍋とケトルで沸騰したお湯を入れて行きます。

100均で温度計を購入したので、それがあれば時折お湯の温度も計れるので便利でした
気温などにより冷めるスピードも違ってくるので、シャワーからの分量は温度を計りながら変える必要があります〜。

そして、熱湯消毒の他にもクレゾールが有効ということも聞き、薬局でクレゾール石鹸液も購入してきました!

こちらは原液なので3%に薄めて使用します。


大さじ一杯(15ml)のクレゾール石鹸液を500mlの水で希釈し、100均で購入したスプレー容器に入れました
ちょうど500ml入るサイズがあってピッタリ
写真はだいぶ使って減っているところですがあせる

ウンチをしたらトイレ砂とシートを片付けて猫トイレをペールへ移し、この希釈したクレゾール石鹸液を排泄した辺りを中心に吹き掛けて、少し置いてから熱湯消毒をしています。

ちなみにこんな消毒をしなくても、「猫トイレにビニールを被せ、通常の固まる猫砂を敷き、ウンチをしたらビニールを外してそのまま砂をまるっと捨てる方法もあるよ」と聞き、それも試してみたのですが、我が家ではビニールが気に入らなかったのか、ごまちゃんも雪ちゃんもトイレをしなくなってしまい断念しました

おしっこを我慢して他の病気にでもなったら大変と、すぐにいつものシステムトイレへ戻しました

ただ、猫砂は正規品を毎回使い捨てるのは金額的に辛かったので、ジアルジアが発覚してから急いでネット注文したホワイトペレットを使用しています

再利用なのかな?米袋で届くホワイトペレット

20キロとかなりの量なので、中で適量をビニールに移し入れると良いです。
これで2,000円かからないくらいだからかなりお得かな

トイレシートも正規品ではなく、ワンちゃん用の薄手の安いものを購入して、毎日砂とシートを取り替えています。

ただこのホワイトペレットはおしっこするとボロボロと細かな砂に変わるので、こまめにお掃除するのには良いけれど、週一のトイレ掃除のご家庭には向かないかも?
最低2〜3日置きには取り替えた方が良さそうかな?
常に綺麗に出来るので衛生的ではありますが

今回のジアルジアのように、毎日の掃除・消毒が必要な場合はすごくすごく有難い存在でした!!


お部屋の掃除について

猫たちのお腹の中の駆虫、猫トイレの消毒と並行しつつ、あとは既に部屋の中に潜んでいると思われるジアルジアを退治しないといけません

猫ちゃんはトイレした後に砂を掻いてからトイレから出ますので、手足にジアルジアが付いていて部屋の中に散らばっている可能性も考えられます。

先ほど書いたように、ジアルジアは60〜70℃のお湯で10分加熱、もしくは100℃で3分間沸騰しなければ死滅しません。

そこで投入したのがこちら

ケルヒャーのスチームクリーナー

我が家にハンディタイプの他のメーカーのスチームクリーナーもあったので、ジアルジアが発覚した時に使える〜と思って試してみたのですが、何となく嫌な予感がして噴射されるお湯の温度を測ってみたら60℃にも満たないくらいだったんです

やはり100℃を噴射するにはケルヒャーを購入するしかない!と思い奮発して購入しました
大掃除にも使えますしね…

付属品のクロスセット(噴射口に取り付ける布)は洗えば繰り返し使えますが、今回はジアルジア退治ということでこちらは使用せず、100均で購入した雑巾を使いました!

市販のタオルでも試しましたが雑巾を縦長に半分に折ったものの方が使いやすかったです

単純に熱湯での拭き掃除でも良いのですが、火傷に気をつけないとですあせるあとお湯も冷めちゃうので時間かかりそうですねあせる


スチームクリーナーは床だけでなく、こうしたキャットタワーにも使えます。

その他、カーテン・ブランケット・タオル・衣類の洗えるものは熱湯に浸けてから洗濯したり、捨てられるものは捨てましたあせる

今年の誕生日に買ってあげた爪研ぎやオモチャも、また落ち着いたらたくさん買ってあげるからねってごまちゃんたちに伝えて捨てました…

ただ今回のことで部屋の中はかなり綺麗に


「ピカピカのお部屋は気持ちにゃオッドアイ猫

投薬中は猫トイレと部屋の熱湯消毒を毎日。

投薬を始めて2週間後、検査結果は2匹とも陰性でした!!
良かった!!

ただ1回ではまだまだ安心出来なかったため、その後も2回目のジアルジア検査を行い、そちらも2匹とも陰性

とりあえずは落ち着いたかな??

まだまだ今も毎日のトイレ砂とシート交換は継続しつつ、頻度は少なくなりましたが猫トイレとお部屋の熱湯消毒も継続しています。

ホワイトペレットは一袋を約1ヶ月で使い切りましたので、追加注文しました

お風呂場でお湯を捨てる時にゴミ箱をひっくり返して洗面所などが洪水になった時は泣きそうになりました
猫好きじゃなかったらここまで頑張ること出来なかったかな?

猫トイレの消毒は1時間半〜2時間くらいかかるので、仕事へ行く前だと遅刻しそうになったりと色々ありましたが、ごまちゃん、雪ちゃんに癒されながら何とかやって来れました。

病院の先生からも神経質になり過ぎないようにと仰っていただきましたが、この先もジアルジア検査は時折やろうと思います


ジアルジアの検査キット。
陰性だと青色の丸が1つ。
陽性だと青色の丸が2つ付きます。
私の行っている病院では3千円に消費税でやってくださいました。
前回記事で書いたような精密検査だとちょこちょこ検査は難しいですが、これくらいなら何とか出来るかな

我が家はまだ早めに気が付けた方かなとも思っていますが、原因不明の下痢や血便にお悩みの方はジアルジア検査してみても良いかなと思いますー!

猫トイレ掃除のことなど個人的なやり方なので、もしかしたらもっと良い方法が色々あるかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです

雪ちゃんトライアル出発まであともう少し!
引き続き頑張りますー!

また後日談も書きますね