SIerの社長ブログ -2ページ目

コーポレートカラー

ホームページのリニューアルに合わせて、
ロゴの色も見直すことにしました。


と言うよりは、今まで曖昧にしていたコーポレートカラーを決めたと
言ったほうがあっているでしょうか。


ちなみにこれがもとの色。
ColorOld


次は最近検討してボツになった色

Color案1

私はこの色、嫌いではないのですが、くすんで見えるのでNG扱いに・・・。

最終的に決めた色がこれ。元の色を若干操作して作った色です。

ColorNew3
少し落ち着いた感じを狙っているのですが、どうでしょうか。


さて、ホームページリニューアルも最終段階。

もうすぐ完成です。

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残業時間の集計

ここ半年間の残業時間を集計しました。


管理職を除いた、1ヶ月あたりの残業時間の平均は20.9時間でした。
人によって片寄りもあるのですが、平均でこれならまずまずと
いったところでしょうか。


つい最近まで忙しいプロジェクトが1つあったのに、全体平均が
この程度で済んだのは、付き合い残業をする人がいないことや、
仕事の状況に対して、スケジュールや体制をマメに見直しているところが
大きいのだと思います。

※無駄な残業は疲れるだけですからね。



ところで、忙しいことやうまくいかないことを
誰かのせいにすると、プロジェクトはいい方向には進みません。


責任とは自分で感じて全うするために努力することで
良い効果がでるのであって、
責任を追及しても大した改善が望めない
のは普通のことだと思います。


失敗や問題は、すべて前向きに考えて対処する必要があるのです。

「Aさんの責任だ。Aさんの責任を追及してやらせよう。」
はNGで、

「Aさんのこのやり方が間違っていた。
やり方を改善して失敗のないように改善しよう。」
が良い方法なのですよね。


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BI(ビジネスインテリジェンス)のセミナー

現在開発中のBI(ビジネスインテリジェンス)のシステムについて
お客様社内への説明会を行ってきました。


今回説明を聞いて頂いたのは、主に自社システムの開発と保守を

担当されている方が中心です。


今回の説明会は、システム全体像をつかんで頂くために行ったのですが、
さらにBIの可能性を把握して頂いて、今後の応用に役立てて頂ければと思います。


ところで、BIは本を読んだり、ネットで調べたりすると、
学問的なうんちくから始まることが多いので、
敷居が高く見えてしまうことが多いようです。


でも実は違います。そんなに難しいものではありません。


聞きなれない用語のオンパレードなので、
用語の意味を把握するまで説明を理解しにくいのが原因です。


私はBIの説明のときは、必ずデモを行うようにしています。

知っている方には納得いただけると思うのですが、
使い方から入ると、単純明快です。


BIの説明は、過去数回行っているのですが、もっとブラッシュアップして、
聞いて頂く方に直感的に理解して頂けるように説明の腕を磨きたいと思います。

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ハローワークで会社説明会

先ほど、同じビルの7Fのハローワークで会社説明会に参加してきました。

IT系の会社5社が集まって、求職者の方に会社説明をする会です。


お客様向けのプレゼンはよくやっていますが、
大人数の求職者の方へのプレゼンは初めてです。


緊張してしまいましたが、思っていることをそのまま、

しかも声を大にして、一席ぶってきました。

「マーケットに対して、私とメンバーと一緒に勝負したい方を探しています!」


メンバーに、どうだったと尋ねると、

「張り切り過ぎです。。。でもよかったですよ。。。」


まあまあだったようです。



さて、私は途中退出してしまいましたが、

ちょうど今頃、各会社からの説明が終わって
求職者の方と会社の担当者が1対1で、質問したり話を

聞いたりしているはずです。

面接希望もその場で受け付ける仕組みです。


さて、結果は如何に・・・

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CentOS4.5のインストール手順

手元にLAPPの環境を用意しようと、久しぶりにLinuxをインストールしました。

チョイスしたディストリビューションはCentOS4です。

せっかくなので手順を以下に記述しました。
決して難しいものではありませんが、参考になれば・・・。


 ※LAPPとは
  定番オープンソースによるWebアプリの環境のことです。
  LAPPは以下の組み合わせで、それぞれの頭文字でLAPPと表現します。
   Linux (OS)
   Apache (Webサーバー)
   PostgreSQL (DB)
   PHP (プログラミング)

ちなみに、CentOSはRed Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のフリーの
ディストリビューションで、RHELのソースコードを使い、
商標、商用パッケージを除外したものです。

1.バージョンを決める
 さて、CentOSの最新はCentOS5ですが、
 レンタルサーバーは、3か4がまだ主流のようです。
 今回は無難にCentOS4を選択しました。

 バージョン番号はその最新である4.5です。


2.ダウンロード
 CentOSは、http://www.centos.org/ のサイトからダウンロードできます。


 ページ中段のCentOS 4 Releasesのセクションの下に
 "Download CentOS 4 ISOs"があるので、ここをクリックし、
 続いて"i386/"をクリックします。


 次に、Actual Country から適当なサイトを選択して、
 以下の5つのファイルをダウンロードします。


 CentOS-4.5-i386-bin1of4.iso
 CentOS-4.5-i386-bin2of4.iso
 CentOS-4.5-i386-bin3of4.iso
 CentOS-4.5-i386-bin4of4.iso
 sha1sum.txt


 拡張子がisoのファイルはCDのISOイメージのファイルです。
 sha1sumはsha1のハッシュを使ったチェックサムです。


3.ダウンロードファイルの確認
 sha1のツールを使って、sha1のチェックサムを生成します。
 sha1のツールは以下からダウンロードできます。


 ftp://ftp.gnupg.org/gcrypt/binary/sha1sum.exe


 ダウンロードしたら、isoファイルを置いたフォルダで、
 以下のコマンドを実行して、
 オリジナルのsha1sum.txtと一致しているかチェックしてください。
 sha1sum.exe *.ios > sha1sum1.txt


 ちなみに、チェックサムの取得は数分ほどかかります。


 ※ハッシュとは
  元データから演算によって生成する短いデータのこと。
  このデータから元データは復旧できませんが、
  2つハッシュを比較することで、そのハッシュ生成元の元データが
  一致しているかを類推することができます。

  ハッシュはいろいろなところで使われますが、今回の場合は、
  あらかじめ演算済みのハッシュと、ダウンロード後にツールで演算した
  ハッシュが等しいかをチェックすることで、ダウンロードが正常に
  行われたかを確認することができます。

  尚、sha1は代表的なハッシュアルゴリズムです。


4.CD-Rを焼く
 CentOSのインストールのためにいったんCD-Rを焼く必要があります。


 isoファイルをCD-Rに焼くためのツールをダウンロードします。
 このツール、iso専用なので今回の用途には使いやすいです。
 http://isorecorder.alexfeinman.com/isorecorder.htm


 インストールが終わったら、
 エクスプローラからisoファイルを右クリックして、
 "Copy image to CD"を選択し、"next"ボタンを押すだけで、
 ISOイメージのCD-Rが焼けます。


 使っている環境に合わせて、
 ISO Recorder V2 - for Windows XP SP2 and Windows 2003
 または
 ISO Recorder V3 - for Windows Vista
 のどちらかを選択してください。


5.インストール
 さて、CDが準備できたらインストールを行います。


 (1)1枚目のCDでPCをブートします。


CentOSインストール

(2)CDのテストをするかを尋ねられます。
右矢印キーでSkipにカーソルを移動し、Enterで実行します。


(3)Welcome to CentOS-4 i386の画面がでます。
 ここからGUIベースの画面です。
 この地点でマウスは有効になっています。
 右下のNextボタンを押します。


(4)Language Selectionの画面が出ます。
 もちろんJapanese(日本語)を選びます。
 行選択したらNextボタンを押します。


(5)キーボード設定
 ここからは日本語表示です。
 Japaneseを選択して、次ボタンを押します。


(6)インストールの種類
 パーソナルデスクトップ、ワークステーション、
 サーバー、カスタムから1つを選択します。
 ここではカスタムを選びました。


(7)ディスクパーティションの設定
 デフォルトの自動パーティション設定のまま次ボタンを押します。


(8)自動パーティション設定
 システムのすべてのパーティションを削除を選択して、
 次を押します。


(9)警告
 パーティション削除の警告がでるので、はいを選択します。


(10)ディスクの設定
 ここでディスクのパーティション設定が表示されます。
 ちなみに私の環境だと、swapが2GB、/bootマウントポイントは102MByteが
 設定されていました。

 そのまま次ボタンを押します。


(11)ブートローダーの設定
 他のOSを使う時などのためにブートローダーの設定を行います。
 ここではなにもせず、次ボタンを押します。


(12)ネットワークの設定
 (DHCPがデフォルト表示されました。)
 ホスト名.ドメイン名の形式でホスト名だけは適切なものを設定して
 次ボタンを押しました。


(13)ファイヤーウォールの設定
 ファイヤーウォールとセキュリティ制御(SELinux)の有効/無効等を選択します。
 今回は社内開発用なので、ファイアーウォールなし、SELinux無効を選択しました。


(14)ファイヤーウォールなしの警告
 (13)の設定により警告が出ます。続行を選択します。


(15)追加の言語サポート
 次へボタンを押します。


(16)タイムゾーンの選択
 次へボタンを押します。


(17)rootパスワードを設定
 パスワード、確認入力を入力し、次ボタンを押します。


(18)パッケージグループの選択
 必要なパッケージを選択し、次を押します。
 今回は開発用途なので、"すべて"を選択しました。


(19)インストール準備完了
 次ボタンを押します。


(20)必要なインストールメディア
 インストールメディアの確認画面がでます。
 続行ボタンを押します。


(21)インストール
 数十分でインストールは完了します。
 途中でCD-ROM変更のメッセージが表示されたら、
 それに従います。


(22)再起動
 インストール完了のメッセージがでたら
 再起動ボタンを押します。


(23)ようこそ
 再起動すると、ようこそ画面が出ます。
 次へボタンを押します。


(24)ライセンス同意書
 GPLであることが表示されます。
 同意したら、次へを押します。


(25)日付と時刻
 ネットワークタイムプロトコルタブを押し、
 "ネットワークタイムトロトコルを有効にする"をチェックし、
 次へボタンを押します。


(26)ディスプレイ
 解像度を1280x1024を選択して次へを押します。


(27)システムユーザー
 ユーザーアカウントを作成します。
 ユーザー名、パスワード等の項目を入力して、次へボタンを押します。


(28)サウンドカード
 ボタンを押すと、テストサウンドが鳴ります。


(29)追加のCD
 次へボタンを押します。


(30)セットアップを終了
 次へボタンを押します。


 PCが再起動してめでたくOSが起動します。



CentOS起動

で、これがPCが3台並ぶの図。

PC3台
左から、CentOS, XP, Vistaです。
ディスプレイが3台並ぶと、株式のトレーダーの方みたいですね。


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広報チーム結成

私+4名で社内に広報チームを結成しました。


ゴールは、仕事の引き合い確保を、誰か1人の営業力などではなく、

会社の仕掛けとして確立すること。


まずは、メンバーを人選して、声をかけて回ります。

 私)広報チームを立ち上げるからメンバーになってね。
 A)いやぁー。私忙しいんです。
 私)大丈夫!Aさんには時間がかからなくて、大事なところだけ割り振るから。

   例えば○○○とか、○○○とか。 ・・・・・・(a)
 A)わかりました。

 *** 快く引き受けてくれました。 ***


   (a)・・ ちなみに、ここで仕事のおもしろさを伝えることはとても大切にしています。

       どの程度伝わったかは未知数ですけど・・・。


こんな調子で、一部メンバーには未経験分野で戸惑いがあったようですが、
結局4人とも快く引き受けてくれました。(←本当)


みんな通常業務と兼務なので、大変なのですが、

スピード感にあふれる気分の良い仕事になると思います。



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ITコンサルティングはイメージが悪い?

ホームページのリニューアルを前に、

今、リスティング広告を少々試しています。
登録したキーワード数は800ほど。


試した価値はありました。
実は1つ意外な事実を発見したのです。


リスティング広告に"ITコンサルティング"の単語を入れると、

広告表示時のクリック率が落ちるのです。


ITコンサルティングのサービスは、前面に出すと会社の能力を

アピールできるだろうと思っていたのですが、そうでもないようです。


もしかすると、ITコンサルティングには、価格が高いなどの
マイナスイメージがあるのでしょうか。


データ取りはほんの数日なので、
偶然この結果になった可能性もあります。


けれども、あれこれ考えるより、一旦結果を信じてしまうことにしました。

そうです、現在準備を進めているホームページリニューアルでは、
ITコンサルティングの単語を使わないことに・・・。


で、かわりにどう表現するか。

悩んでいるとメンバーがグッドアイディアを出してくれました。


「その他サービス」がいいでしょう。
「ITコンサルティング
」よりわかりやすいですよ。


えっ?


一瞬理由がわからなかったのですが、なるほど、
一般的にITコンサルティングは何をするサービスか
理解されているわけではないのですよね。


そんな訳で、HP上の表記は「ITコンサルティング」はやめて
「その他サービス」に変更。

サービスの詳細説明のページで、具体的なサービス内容
(IT戦略立案やRFP(提案依頼書)作成)を並べることにしました。


これが書きなおした原稿です。
実はかなり気合いが入っています。


HP原稿2

HP原稿1



** 用語解説です。ご参考まで **


※リスティング広告とは
 yahooやgoogleの右側に出てくるテキスト広告のことです。
 企業がキーワードに対してクリック時の価格を入札し、
 検索エンジンが、検索語に合わせて広告を表示する
 仕掛けになっています。
 クリック単価はキーワードによって全く異なっていて、
 安いと10円未満ですが、みんなが検索するbigワードで
 高いものは1クリックあたり1,000円以上するそうです。


※RFP(Request For Proposal) / 提案依頼書とは
 ユーザーがベンダーに示すシステム開発の要求事項を
 取りまとめた資料です。
 提案や見積・調達の条件などもあわせて示されることが
 一般的です。


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ホームページリニューアル

ホームページをリニューアルすることにしました。


会社のホームページは、今までは会社案内的な位置づけでしたが、

今回のリニューアルで営業戦略的な位置づけに変更します。


原稿は作成しましたが、デザインはこれからです。

私たちの業種はITコンサルティングとシステム開発、

つまり法人相手なので、あまり奇をてらう必要はないかも知れません。

お客様がSIerに求めるのは信頼感ですよね。

当たり前ですが、ホームページもそれを踏まえようと思います。


大事にしているのは、具体的なサービス内容を前面に出すことです。

作成した原稿でも、トップページに得意なサービスが並んだ形になっています。

営業ツールとして使うなら、訴求力は大事ですよね。


せっかくなので、トップページはFLASHも使って今時風に。

このFLASHの部分は今はノーアイディア。

何か考えないといけないですね。。。(と言ってもごく普通にすると思います。)


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続・タバコをやめました

まずご報告


 禁煙タバコをやめてからもうすぐ1ヶ月。

 そして今は・・・






 ちゃんと続いてます。1本も吸ってません!!


ニコチンの禁断症状はまだ続いていますが、だいぶ楽になりました。

完全に落ち着くのも時間の問題になりつつあります。


一段落ついたら、途中経過をまとめてブログで公開しますね。

実は、それなりに大変だったのです。


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BI(ビジネスインテリジェンス)システムの失敗パターンについて

BI(ビジネスインテリジェンス)や、DWH(データウェアハウス)のシステム構築は、

6割が失敗すると言われます。

※BIとDWHについては、この記事の一番下に用語解説を用意しました。


かけるコストを考えると、あんまりな比率です。


今日はBIシステム構築の失敗パターンと対策例を紹介します。

紹介する失敗例は次の3点です。

 失敗パターン1:何を分析したいのかをよく分かっていなかった。
 失敗パターン2:運用上無理があった。
 失敗パターン3:データベースの設計が実ビジネスモデルに適合しない。



失敗パターン1:何を分析したいのかをよく分かっていなかった。

 びっくりする方もいるかと思いますが、
 実は、もっとも多い失敗はこのパターンです。

 これは一時期、DWHの用語が先行して流行ったために起きた現象かとも思えます。


 もちろんこれはシステム化の目的を明らかにしていないことが原因です。
 具体化された経営方針や対策に対して実行するのなら良いのですが、
 目的があいまいな場合や、とにかくBIシステムを構築するなどの用語先行の場合は

 注意が必要です。


 DWHは、「さまざまな分析ができるようにデータを蓄積」の目標もあるのですが、

 具体的な目標を欠いたDWH構築は、コストばかりがかかりお勧めできません。

 特に「やること自体が大切です。まず始めましょう。」等の考え方には
 乗らないほうが賢明です。

 DWHは規模を大きく取ると湯水のようにコストが膨らみ、費用対効果が
 合わなくなります。


 よほど明確かつ具体的な目標があり予算が十分な場合はともかく、
 通常は、費用対効果が最大になるように設計を進めるとよい結果が
 生まれやすくなります。


 BI/DWHはスモールイン(小さく始める)が正解です。
 業務プロの方が、完成したシステムを使うことで
 次の素晴らしい案が見えるようになります。



失敗パターン2:運用上無理があった。


 手入力すべきデータを入力する手間が割けなかったり、
 夜間バッチの処理時間が足りないなどの問題です。


 この問題はDWHに限らず一定規模以上のシステムでたまに聞く話です。

 DWHは大量のデータを扱うことが多いため、比較的この問題が
 発生しやすいと言えます。

 運用作業に関わる部分は作業量に無理がないかを
 初期段階からよく考えておくことが必要です。



失敗パターン3:データベースの設計が実ビジネスモデルに適合しない。


 これはビジネスにおけるものごとの構造がベンダーに伝わっていないことが原因です。

 発生させないようにするには、ベンダーの成果物の良し悪しを把握する必要があります。


 そこで、
 BIのDB設計は、データの実モデルを反映する点が特徴的なので、

 このDB構造は業務プロの方も理解されることをお勧めします。

 そうすることで初めて設計の良し悪しが評価できるようになります。

 プロジェクトの初期段階からベンダーが用意する設計書の見方や設計技法について
 よく説明を受けるようにしてください。

 このDB設計を理解できるまで説明するのはベンダーの責務だと思います。



-- 以下、用語解説です。 --


※1 BIとは

   ビジネスインテリジェンスの略で、

   データ分析をビジネスのために活用するソリューション(問題解決手段)のことです。
   さまざまな技術を組み合わせて実現します。

   用語としては、DWHを包含する単語です。

※2 DWHとは

   データウェアハウスの略で、直訳では「データの倉庫」です。

   企業をはじめとする組織活動から発生するデータを集めて、
   分析するためにそのデータを蓄積するデーターベースを指します。

   DWHシステムと呼ぶシステムを考える場合、蓄積部分だけではなく、
   分析部分も含めて考えることがほとんどです。


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