もう7月も中旬ですが、
こちらは6月の端午節から、ローカル薬局などで売られている香包(シャンバオ)です。
その昔、疫病が流行り出すこの季節に、
害虫や疫病を追い払うために作られた伝統的な厄除け。
中には漢方薬が入っていて、独特な香りがします。
今年は忘れずに購入して、我が家の玄関に飾っています。
雨に降られて帰宅すると、玄関で出迎えてくれる藍染めのヤギさん。
漢方薬のほのかな香りに、なんとなくほっとします。
窓辺には、ゾウさんを。
中国的ビビッドカラーで作られた香包が多い中で、この藍染めのシリーズは素朴な味わいが。
厄除けの効果のほどはわかりませんが、笑
こういった伝統的な季節の飾りモノをインテリアに取り入れると、
毎日の単調な生活に、ハリと彩りが出るような気がします。
親しい上海人の友人が遊びに来てくれて、嬉しそうに、私も香包買ったよ!と。
常に最新の携帯電話を2台持ち、アプリを使いこなし、日本の家電をこよなく愛する彼女が、
意外と中国の伝統的な習慣を大切にしている様子に、いつも微笑ましくなります。
昔の人が、生活を少しでも快適にし、家族の幸せを願ってつくられたこのような習慣は、
これからも、ずっと続いて欲しいなぁと思います。
















