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COMPASSUS@shanghai

上海老房子生活の中で魅了されたモノ、デザイン
風景、お仕事、旅行など、日々を記録しています。




老房子(上海にある古い洋館)の立ち並ぶ、旧フランス租界地で良く見られる、
ロートアイアン製の門扉。(前回Vol.1の記事はこちらから)

以前お仕事で、ロートアイアンを使ったガーデングッズの商品開発に携わり、
この独特なデザインの面白さを知ってから、
ロートアイアン製の造作物により興味を持つようになりました。

日々の何気ない散歩中でも、素敵なデザインの門扉に出会うと、
写真を撮って記録しているのですが、ふと気がついたことがありました。




知らず知らずの内に、門扉のデザインの中に組み込まれたハートの形を探しているのです。笑





ロートアイアンは、基本的にパーツを組み合わせてデザインしていくのですが、
S字曲線のパーツを組み合わせることで、ハート型が出現します。

これを上下反転させると、スペード型のようにも見えたり。





このタイプは、全体が1つのパターン模様としてデザインされてますが、
騙し絵のようにハート型が見えてきたとき、何だか嬉しくなってしまいます。





繊細で華奢なデザインの門扉。
ここにも下段に、さりげなくハート型が。




そして、このゴージャスな門扉を見つけた時は、立ち止まって魅入ってしまいました。
正真正銘のハート型が、圧倒的な存在感で、門の中心に堂々とデザインされていたのです。


上海の旧フランス租界地には、本当に様々なデザインの門扉あって見飽きません。


それにしても、妙にハート型に魅かれてしまうのは、
ハート型の記号が持つ求心力のせいなのか、私の意外と幼い感性のせいなのか、、、

真相は解りませんが、
このハート型を見つけるお散歩は、なかなか楽しく、この雑多な街が愛らしく見えてきます。











雨が降ったりやんだり、梅雨の上海。

そんな中、目を楽しませてくれる大きくふくよかなシャクヤクの花。

あの小さく固いつぼみから、いつの間にかふんわり広がる花びらを見ていると、
なんだかこちらまで、心がほぐれて柔らかくなっていくような気がします。

シャクヤクの英名は、「Chinese peony」。
遠い昔、中国の宋代から育てられている花だそうです。




こちらは、上海ではおなじみのシノワズリー雑貨店「Zen lifestore」の陶器たち。
ぽってりとした質感と、中国の伝統的な美しい図柄、独特で鮮やかな色彩が魅力的。

ここにもふんわりとしたシャクヤクの花が優雅に描かれています。




陶器の中に咲くシャクヤクの花もまた良いものです。

独特な世界観のある器なので、
我が家ではバスルームの小さな空間にまとめて、このシノワズリーテイストを楽しんでいます。





鉦藝廊 / Zen lifestore

上海市徐汇区東平路7号(近衡山路)
上海市兴业路118号(近馬当路)
http://www.zenlifestore.com





6月、植物がどんどん色濃くなってきましたね。

我が家のベランダの植物も、ぐんぐん成長して生命力に溢れています。
そんな元気なグリーン達を、ちょっとだけ家の中にも取り入れて。




色々な葉っぱの枝を瓶に挿して、ソファー背面のウォールシェルフへ。




この花瓶、どれも食ベものが入っていたガラス瓶です。
オリーブや、ケッパーの実や、ジュースに、プリン、などなど。

それに、麻ひもを使ってリメイク。
葉っぱを巻いたり、素敵なデザインのショップカードを張り付けたりして。

このカードは、ロウソクの炎で端をちょっとだけ焦がしたり、紅茶に浸して薄茶に染めたりと、
一手間かけてアンティーク加工しています。

実はどれも、我が家のグリーンマンである夫の手作り。
週末に黙々と制作に励む姿は、なかなか微笑ましいものが。笑




ほんの少しの何気ないグリーンでも、日々の生活を潤してくれる気がします。