極論が受けているのかもしれない。本書を読んで刺激を受けつつも思ったことはそれだった。
著者は現代日本の男性に大いに不満を持っていて、多くの社会的な問題の根源にあるのは男性らしさを失くした男達にあると説く。女性のご機嫌を伺う男達、妻に財布を握られてお小遣いをねだる夫、そんな夫への不満を子供達にも言ってしまう妻、そうして育った子供は両親(特に父親)に対する尊敬や畏怖を持たなくなってしまう。父親に対する畏怖の念がない女性は、男達を単純で深みのない存在と見てしまう。そんな男達から得られるものはお金だけだ、ということで援助交際に走ってしまうという展開だ。
極端ではあるがどこか納得させられるようなところもある。これはちょうど「ほんまでっかTV」や少し前までの橋本市長の発言に対して思った感想に似ている。面白いが話半分に留めておこうという感覚だ。
著者は本書を通して日本の男性を奮い立たそうとしているのだろう。私もそんな著者の意図に沿ってか、日々の行動に対しての心構えを考えさせられた。今の自分の行動はしっかりと目標に向かっているものなのか、或いは自分なりの意味や価値を見出せるものなのか。言われてみれば何気なく取っている行動には惰性と思われるものも多い。私にとってはお昼の時間の過ごし方がそれの最たるものだ。
何か納得できるものを残したい。臨終の時に過去にしなかった事を後悔するような人生にはしたくない。極論が多いながらも、いつの間にか丸まっていた背筋をピンとさせてくれるような、そんな言葉がそこにはあった。