その昔、まだJRが国鉄だった頃(笑)。
線路脇の空き地に真っ赤な大輪の花がたくさん咲いていました。
子供だった私は、友だちと大喜びでその花を摘んで家に持って帰りました。
「キレイでしょ~?」と自慢げな私に
「そんな縁起の悪い花、早く捨ててきなさい!!」と母は烈火のごとく怒り、
何がどう縁起が悪いのか、全く説明もなく、ただただ怒られ、
半泣きで友だちと咲いていたところに持っていって捨てました。
その花が彼岸花。
ちょっとしたトラウマです。
先月、ちょうどお彼岸の頃、近所の立派なお家の玄関に
鉢植えの白い彼岸花の鉢植えが飾られていて、とてもキレイだったので、
改めて彼岸花を調べようと思いつつ、もう10月。
完全にタイミングを逸したと思いつつ。
ウィキでは。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%B2%B8%E8%8A%B1
けっこう盛りだくさんな内容。
稲作と共に大陸から伝来したと言われて、しかもお彼岸に関係してくるので、
いろいろネタがある。
全草有毒な多年生の球根性植物。
毒でもあり、薬でもあり、毒抜きすれば救荒食でもある。
土手や田んぼのあぜ道によく咲いているのは(そんな所には住んでないけど)、
土に穴を掘る小動物を避けるために、
また墓地にもよく咲いているのは、昔は土葬だったので、
死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐため、
どちらも人の手によって植えられたらしい。
薬としては、鱗茎は石蒜(せきさん)という生薬名で、利尿や去痰作用がある。
名前の由来は、まさに秋の彼岸頃に開花するから。
死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)など
たくさんの呼び名があって、日本では不吉であると忌み嫌われることもある。
国内で、もっともたくさんの名を持つ植物らしい。
お墓に植わっていることから転じたことと、有毒であることから、
不吉な花、として扱われてる、ってことなんでしょう。
でも、子供の頃の私がキレイだと思ったように、
宗教的な背景に無縁な欧州圏を中心に、園芸的価値が認められてるらしい。
園芸種として売られるときは、彼岸花ではなく、リコリス。
いかにも蘭科という感じの優雅な名前。
とりあえず、早く手を洗いなさいと母が言ったことだけは正しかったみたい。