こんばんは、作曲家ピアニストの林そよかです。
京都は3月が始まってからも寒い日々が続いています。
みなさんのお住まいのところはいかがでしょうか?
さてさて、
とーーーーーっても懐かしい作品がYouTubeに公開されていました!!
学生の制作する音楽録音作品コンテスト 第2回 最優秀賞作品
「Deep Sea」
作曲:林そよか
音響・サウンドデザイン:蓮尾美沙希
チェロ演奏:林はるか、和泉景子、堀井龍太郎
大学院の修了制作でもあり、コンテストで賞をいただいた作品です。
懐かしすぎます…涙
本来は5.1chサラウンドで再生、聴くことを目的とした作品です。
YouTubeでは2chバージョンが公開されているので、ぜひイヤホンかステレオスピーカーで聴いてみてくださいね!!
(スマホのスピーカーで聴いてしまうと、のっぺりした印象になってしまいます。)
本来はサラウンドで楽しむ作品なので、2chだと本来の意図とは違って聴こえてしまうのですが、
それでも十分、音が動いている様に聴こえますよ!
5.1chサラウンドとは何ぞや?というご質問に簡単にお答えしますと…、
映画館の音響環境をイメージしていただくと良いかなと思います!
映画館って、セリフや効果音が前から聴こえたり後ろから聴こえたり…、いろいろな方向から聴こえてくるかなと思いますが、
サラウンドとは5つ以上のスピーカーを取り囲んで立体的に音を流すシステムです。
この「Deep Sea」では、コンサート等で実際に演奏される目的ではなく、あくまでスピーカーを通して聴く音響作品として作りました。
深海のイメージを、深く低い音が出るチェロで表現し、5.1chで再生することによって、深〜い海の中に沈んでいるような、
そんな気分になれたら良いなと思って作った作品です。
5.1chで再生すると、音がいろんな方向から聴こえてきたり、音がぐるぐる回ったり…
本当に、音楽に囲まれている様な体験ができるのです。
途中でいろんな不思議な音が聴こえてくると思いますが、
全てチェロから発せられる音です。
特殊奏法はもちろん、普段は小さすぎて聴こえないような音でも、録音することによって効果音的に使うことができたり…。
録音作品ならではの手法で作り込んでいます。
たとえば、弓を振りかざす音(!)だったり、チェロの普段演奏では使わない場所の弦を弾いたり…などなど。
なななんと、当時のブログが見つかったので貼り付けておきます。
懐かしすぎますね…泣
毎日のように大学のスタジオにこもって、
音響・サウンドデザインの蓮尾さんとあーだこーだ言いながら制作していたのが、
本当に昨日の様です。
大学のスタジオ環境も贅沢だったなあ…。。
今の私の作風とはかなり違うと思いますが(笑)、
こんなことしていた時期もあったんだよ〜というご紹介でした。
また、こういう攻めた(?)作品、作りたいなー!!
今は、当時より更に音響技術も進んで、色々面白い取り組みもできそうだな。。
と、深夜に熱く語ってしまいましたが(笑)
ブログに書きたいネタが溜まりに溜まっているので、また近々!!
林そよかオフィシャルホームページは こちら
お仕事依頼(作曲・編曲・演奏)・お問い合わせは こちら
4月29日 ヴァイオリン協奏曲初演♫(林そよか作曲)
https://kansaiphil.jp/concert/現代創作の、そして若きマーラーの青春の%EF%BC%8E%EF%BC%8E%EF%BC%8E/