様々な企業で経営人財の発掘と育成に携わらせていただいております。その中で感じることを、以下記載させていただきます。

 

 ①視点が自部署視点であり、役職者視点よりもプレーヤー視点で物事を見ている方が多い。

 ②主語が「私」であるとか、「個人的には」を活用する方が多い。

 ③「会社をどうしていくべきか」「会社をどうしていきたいか」という意思を示す方が少ない。

 ④「会社が何を考えているか分からない」と、会社を対象者として見る方が多い。

 ⑤評論家として発言する方が多く、実践家として踏み込んでいく方が少ない。

 

 ①については、部長や課長として、自身の役割を狭義に捉えてしまう方が多い。色々な要因があると考えるが、その一つとして、自分自身の保身に目がいきがちであることがある。

 

 ②については、①と関連するが、自分自身の保身に興味・関心がある場合、自然と主語が「私」となっているように感じる。頭の中で考えていることが思わず口から出てしまうものである。

 

 ③については、自分自身の保身を考えていると主語が私となり易いだけでなく、会社の未来について考えていない傾向にある。そもそも、自分自身の未来についても出世のことは考えている程度である。

 

 ④については、自分自身の保身を考えていると、会社を対象として見る傾向がある。「会社が何をしてくれる」ではなく、「会社にどのように貢献していくか」という想いで常日頃から職務遂行していくことができているかどうかが問われている。

 

 ⑤については、言うことは言うけれども、「誰かがしてくれるだろ」とか、「私が考えていることを、なぜ、会社は実行できないのだ」とか、考える方がいる。主人公は、自分自身のはずである。自分自身がリーダーシップを発揮して、有言実行していくことが大切である。

 

 テキニカルスキルも大切だとは思いますが、上記5つのことをどれだけ考えて、行動できているか、も大切だと思います。急に40代になって考えるのではなく、若手時代から考えていくことで、習慣付いてくるものだと考えます。

 

 企業は経営幹部次第だと、つくづく思います。経営幹部の発掘及び登用については妥協することなく取り組むだけでなく、現経営陣としても経営資源を割いて注力していく必要があると考えます。