クライアント企業の経営者からオファーを受けるテーマとして、「次世代経営者人財の発掘及び育成」があります。
「企業経営は経営者次第である」わけですから、現役の経営者が上記テーマに関心があるのは当然です。
各社の経営者が口を揃えて言うのは、「次世代経営者として最適な人財が見つからない」ということです。
なぜ、経営者はそう発言するのでしょうか?
私なりに考えていることを、以下記載させていただきます。
①経営者としての人財要件が明確ではないので、誰が、経営者としての適性があるかを評価できない。
②経営者が自身と次世代経営候補者を比較して、任せることができないと感じている。
③経営者自身が経営者として続けていくための口実をつくっている。
④経営者自身が次世代経営候補者を真剣に鍛える気がない。
⑤「経営者は育てるものではなく、育つものである」と考えている。
上記内容については、それぞれ以下対応をしていくことができると、私は考えます。
①経営者としての人財要件を明確化する。その上で、「どの軸で対象者層を設定し、左記要件を、誰が、どのような手法で、いつまでに、どの程度の期間において、どの程度の費用をかけて評価していくか」を決定していく。
②経営者自身を評価軸にすることは評価エラーであることを、経営者自身が理解する。左
記認識を深める上で最適な主体(社内外問わず)に対応してもらう。
③経営者が次世代経営候補者に経営経験を積む機会を提供させる必要があることを理解する。
④⑤経営者は適性を持った人財を計画的に育成していかないと経営人財を生み出すことができないことを理解する。
現役の経営者も実は当時の経営者から適性を持った人財として選抜されており、計画的に育成されてきた可能性があると考えます。
再度自身の歩みを振り返った上で、経営者自らが経営者を生み出していくことにコミットメントしていかなければならないことを自覚し、最優先事項として取り組んでいただきたいです。
数々のクライアント企業の経営支援をしてきた経験より、企業の栄枯盛衰は経営者次第と言い切れます。