客先で、ベテラン社員が有している技能を中堅・若手社員に伝承していく上で手助けして欲しいと言われることが増えています。
各社とも、ベテラン社員が60歳定年を迎えるタイムリミットが刻一刻と近づいているなか、本格的に技能伝承していかないとまずい状況に、各社とも置かれています。
私が、客先で技能伝承する際にお伝えする主な内容を、以下記載いたします。
①技能伝承する目的は何か?
②いつまでに、誰が、誰に、何を、どこで、どの程度、どのようにアプローチしていくのか?
③どのような計画を立案するのか?
④どのように、PDCAサイクルを回していくのか?
①については、技能伝承することが目的となっている会社・職場が多いと感じます。そうではなくて、
何かを実現する手段として、技能伝承していくのではないでしょうか?
②については、目的を達成する観点より、グランドデザインを明確にしておく必要があると思います。会社・職場ごとに、組織軸・従業員軸で、「いつまでに、何が、どの程度できている状態を目標(=マイルストーン)とするのか」がポイントです。それが見えてくると、誰が、誰に・・・と順番に具現化できてくると思います。
尚、各社で具現化するお手伝いする際に気になることが3点あります。
✓「誰が、誰に」について、曖昧に捉えているケースが多いです。この点についてはペアを明確に
決めるなど、具体的にしていかないと、伝承者もその受け手についても意識が醸成されてこないです。
✓「何を」について、範囲はどこまでなのか?意欲の醸成の仕方など、マインドセットについても範囲とするのか?また、技能伝承というテーマになる技能とそうではない技能はそれぞれ何なのか?
✓「どのようにアプローチしていくのか」について、口頭や作業標準書(紙媒体)でベテラン社員が中堅・若手社員にレクチャーしていくだけで良いのか?動画という手法を採用する等、創意工夫していく必要はないのか?
③について、②を受けて具体的な計画を立案しなければいけないが、最初から計画倒れになると思って立案していないか?
④について、計画通りに実行していかないと、Checkする意味合いが薄くなるが、実施できているか?
上記内容をもとに、技能伝承を検討・実行していってください。