北の縄文世界と国宝 /北海道博物館 | アートブランドCOMOデザイナー・ミレイの仕事録

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日常の中で気軽に楽しめるアートを目指して様々なプロダクトデザインをしたり、イラストを描いたりしているミレイの仕事を綴ったブログです。

たまには文化的なお散歩を。

趣味がものすごく重なり合う友達と行ってきました。

北海道博物館!初です!

小学校の時とか学校で来たことありそうだけど…。

記憶に全くないので多分、初!

ドラマ「名建築で昼食を」が友達も私も大好きなので

田口トモロヲさんと池田エライザさんになったつもりで

名建築巡り気分も味わおうと思ってたのですが、

残念ながらの改装中。

残念なので鶴の前で手を叩いておきました。

ここで手を叩くと鶴の羽ばたきの音がするという彫刻。

楽しい。

 

外は改装中だったけど、入ってすぐのレンガに圧倒されました。

すごい迫力!北海道章のタペストリーが色とりどりで可愛い。

 

特別展示の「北の縄文世界と国宝」のチケットで総合展示も見れました。入り口入ってすぐに大きなマンモスぞうがお出迎え。

上から見たら床が地図になってた!

 

北の縄文世界と国宝は井浦新さんがナビゲーターをつとめる音声ガイドをレンタルして楽しみました!

読むところがいっぱいあったので、音声ガイドのおかげですんなり頭に入ってきましたよ。

一番最初に国宝の遮光器土偶。

女性を誇張したものと言われているけど、宇宙人のような神様のような未知のものと遭遇した気持ちになりました。

表情がちょっとムンっとしてる感じがして可愛い。

 

中空土偶。これは函館で発掘されたんですよね。

北海道で発掘されたというのは知っていたのですが、

農家の方が土を掘り起こして見つけたというのは初耳でした。

初めて手にした時って、歴史的発見って思えたのかな?

「なんだこれ?」って感じだったのかなー。

 

合掌土偶。

これは初めて見る土偶。そのままですが「すわってる〜〜!」ってなりました。後世の人たちは土偶に込められた意味を知ろうと研究するけれど、「ちょっと座ってるのも作ってみよっかなー」くらいで作られてたりするんじゃないかな?と思いました。

 

仮面の女神。

なぜに仮面!?ちょっと禍々しいものを感じます。

呪術師的な?

 

縄文の女神。

これ!すごく美しいと思った〜。

美のフォルムって1万3000年前も今も変わらないのかなと思いました。縄文の人たちがこれを美しいと思って作っていたかはわからないけど。

 

札幌で発掘された土偶も展示されてたんですが、

以前仕事でイラストを描いた土偶!

心の中で「本物だ‼︎」と叫びました。

イラストを描いた時は写真資料を参考にしたので。

イケメンと呼び声高い土偶です。笑

 

実物を見に新潟へ行こうかと思っていた火焔型土器。

躍動感のある飾りが見てるこちらの気持ちにも火をつけるというか、生きる情熱を感じます。

これが煮炊きに使われていたかもしれないというのだから、縄文時代というのは心が豊かな時代だったのかなと思いを馳せてしまいます。

 

こういう土器もたくさん展示されていたんですが、

もう普通に現代の高級な焼き物みたい。

なぜ注ぎ口をつけようと思ったのか、

ものすごく気になりました。

 

イカ。

なぜ、イカ???

たくさんの装飾的な土器や神秘的な土偶を見た中で

もしかしたら一番印象に残ってしまった「イカ」。

イカが美味しくて感動しすぎて作ってしまったんだろうか?

イカが好物だったのかな?

想像が膨らみまくる作品でした。

 

数年前からじわじわと気になってきていた「縄文時代」。

近場でこんなにたくさんの国宝と縄文文化を味わえる機会があって、思ってた以上に楽しかったしもっと深掘りしたいなと思えました。

 

そして、今進行中の仕事のヒントをいただいた感じがしています。ちょっとイメージがぐるぐるしていたので良い刺激をもらえました!

 

改装が終了した北海道博物館もリベンジしたい!