多重人格と言われる解離性同一性障害を抱える人の

相談室をしています解離アドバイザーの湖本とうこです。

 

現在育休中で、相談のお仕事や講座はおやすみしています><

 

 

今日は、「言葉のパワー」を

もっとあなたに知って欲しくて

私の反省も込めて、お伝えできたらと思います。

 

 

 

私、ずっとずっと

自分の中で、あぁこれはどこかでちゃんと言っとかなきゃいけないなって

思っていたことがあるんです。

 

 

私、ずっとずっとネガティブな

発信をしていたと思うんです。

 

 

それは、解離性障害や解離性同一性障害の治療や医療の現場についての発信です。

 

 

薬飲まなくなったらよくなったとか

医師にひどいこと言われたとか

初めてかかったカウンセラーさん、信じられない!とか

人格交代のこと、ドラマだと言って笑われた~~!とか

 

ブログでも言ってきたと思うんですね。

 

 

それって、私だけの話だけど

それに共感してくれる方もたくさんいて

「ほら、やっぱり、私の言ってることは一部の人には当てはまるんだ~」と

自分の発信に賛同してもらえて、喜んでいたフシあると思うんです。

 

 

 

 

もちろん、私は薬を完全に否定していないし

(飲まないに越したことはないけど。。。)

信頼できる医師を見つけましょう、と言っています。

 

自分の体験を話すときは、

自分の場合は、、、とは必ず言っていますが

人によっては、私の発言をみて

 

「薬、飲まない!」

とか

「精神科怖い!」

とか

偏ったネガティブな思いをされる方もいるんじゃないかと

ずっと危惧していました。

 

 

私の発言一つで、ネガティブな危機感を

煽ることにしたくはないなぁと、胸の中では思っていたんです。

 

 

 

 

それでも。。。

 

医師が合わなかったとか

カウンセラーを信用できないとか

散々言ってきた私のとこに・・・・・

 

どうしてかありがたいことに(本当にありがたいことに)

相談しにきてくれる方もいて

たくさんの方とお話しするうちに

今の医療機関の変化や、治療の進歩を知る機会があったんです。

 

 

最近では、解離性同一性障害や解離性障害を

ちゃんと診てくれる病院もあるし、医師も人格を認めていこうと言ってくれる人がいると聞きます。

今担当してくれているカウンセラーさんがよくて、安心するという方もいます。

 

私が10年以上前に経験してきた

いろんなネガティブな情報は改善されつつあるし

どんどん治療の方法も人格統合だけではなく

人格共存の道を選べる時代になってきていると

実感するわけです。

 

 

ちゃんと診てくれる医師がいて

ちゃんと話を聞いてくれるカウンセラーさんもいる。

 

薬ばっかりじゃなくて、大事に心を扱うことで

改善を目指す治療の道がある。

 

私自身は長らく心療内科や精神科に

足を運んでいなかったのでその進歩に気づかず今まで来ちゃったけど

どうやら私の主張は時代遅れなんじゃあないかってことに気づいたんですね。

 

 

あれ?

じゃあ

私のところに相談に来てくれる人は

何で来てくれるんだろう?とふと思いました。

 

来てくれる方の中には

ちゃんと通っている病院がある人もいて

カウンセリングや、投薬治療や人格統合の治療を受けている人もいます。

 

「安心しました。」とか

「あぁ、自分って今そんな状況なんだってようやくわかりました~」とか

「人格って怖いばっかりかと思っていたけど、それだけじゃないんですね」とか

「恋人とどう付き合っていけばいいかわからなくて、でもちゃんと話してみようと思います><」とか

 

いっぱい私と話す中で

みなさん、自分の中の答えを見つけていくんです。

 

 

 

私は解離の症状や人格交代がたくさん出てきた頃、絶望を感じていました。

視界は色褪せて見えたし(例え話ではなくて、リアルに色を感じ辛かった。トマトが少し灰色に近い色とかね。)

元に戻れないのかな?一生このままで苦しいんやろか・・・って

こんな障害になってしまって私の人生もう終わりやわ・・・って

本当に思いこんで辛かったんですね。

 

もし当時の私に

 

「いやいや、まず自分のこと大切にする一歩に

人格たちと向き合ってみようよ」、とか

 

「今は記憶は飛びっとびで、不安だらけやけど、それを人格からもカバーしてもらえるようになるよ。それに記憶が抜けてポカしても、人はそうそうあなたのこと嫌いにならんよ。」

 

とか

 

「家族のこと、傷つけられそうで怖くて離れたいのわかるよ。でもちゃんといつかそのつらさをまるっと乗り越えて、おかーさんや自分と向き合えるタイミングが来るよ。」

 

「今は辛くても、今よりよくなる未来が必ず来るから!」

 

と誰か言ってくれたなら、

 

 

その瞬間は、

「そんなんむり!できへん!」とか

「絶対うそや!!」ってつっぱねたとしても

次第に受け入れることもできて、光にしたり、よりどころにしたり

何とか何とか、辛い波を乗り越える力に変えていけたんじゃないかと思います。

 

 

 

私は、ありがたいことに、たくさんの人に支えられてきて

その中でも解離性同一性障害と診断してくれた先生が

当時私に言ったことが本当に良かったんです。

 

それは

 

「あなたの治る力を信じてあげて」

 

という言葉なんだけど

それが、すっごく自分にスッと入ったんですね。

 

それは私の揺らがない信念というか

「絶対治ってやる!こんな絶望の中で一生いない!」

というエネルギーになりました。

 

 

これが、初めて診断した医師に

もし「あなたはもう一生治りません。」って言われていたら

今の私はなかったと思います。

 

「あなたの治る力を信じてあげて」

と言われたからこそ

その後にあった医師たちに次々と

「あなたは治りません。」と言われても

「絶対そんなことない!」

とつっぱねることができて、絶望しなくてすみました。

 

そして、結局

私は、卑屈にならなくて済んだし

元気になる道を迷わず選んでいけたんです。

 

この経験があったからこそ

 

人にはその一瞬一瞬にタイミングがあって

その時に言われて「受け止める言葉一つで人生が変わる」と本当に信じているのです。

 

 

 

 

私のネガティブな経験談は

きっとこれからも一定の方の心に届いて

自分だけではないんだな、と孤独を癒すこともあるでしょう。

 

それもとても大切です。

私も当時は、同じ体験をする人がいることに

安心したし、自分とおなじ状況の人がいて助かったこともたくさんあります。

 

だから、私はこれからも

「自分の場合は・・・」と注釈を入れながら

自分の体験談をお話し続けるでしょう。

 

でも私は、私の発信を見てくれた方に

せっかくならいい影響を与えたいと思います。

 

 

 

私が医師からもらった

「あなたの治る力を信じてあげて」

という言葉のように。

 

 

一歩踏み出す勇気や

元気になった未来への羅針盤を見つけるのは

これを読んでいるあなた自身なのですが

そのきっかけになればいい。

 

 

私は、解離についての医療が進んだ今もこれからも

その知識を入れながら、更新し続けようと思います。

 

解離が引き起こす、本当に不思議な心の情景を

それで悩む人にわかりやすくお伝えできたらと思います。

 

 

 

 

解離で悩む人がいて、

 

迷って、迷って

何を選んだらいいかわからない時に

 

私と話したり

発信を見ることで

 

自分の気持ちを言葉にしたり

人格や自分自身と向き合ったり

 

思いを出してみて、

願いもいっぱい出して、

道を自ら選んでいく場を支えてあげたいなと思います。

 

そして、それにプラスして

「治る力を信じる」きっかけをあげて

自ら元気になっていく

お手伝いができたらいいなあと思うのです。

 

 

今日は、もう本当に理想というか

自分の思っていることをつらつらとただ書くだけの記事になってしまったのですが

こんなこと考えているんだよ~というのをシェアしたくて書きました。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます^^

 

 

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解離アドバイザー

湖本とうこ