秋に虚ろに鳴く蝉蝉が鳴く虚ろに響き鳴く終わろうとする晩夏の夜に鳴く蝉のその悲しみに似た声を聴きながらわたしはそっと目を瞑るやがて蝉は鳴き止むそれが秋の到来の合図のようにもう今では蝉の声は聴こえない夏を惜しむことなく秋の夜にわたしはまぼろしの唄を聴く深く深く地下深くに沈んで声を涸らして鳴くもう今はなき夏の夜の蝉の声を