さて、テレビのニュースやワイドショー、ネットニュースでもご存じのように、東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが２０２１年３月２５日（木）、福島県楢葉町、広野町のサッカー複合施設「Ｊヴィレッジ」でスタートしました。
聖火リレーといえば、去年の３月上旬に、ギリシャで採火され、国内での聖火リレーは中止となったものの、１９日の聖火の引き継ぎ式は予定通り行なわれ、日本での到着セレモニーの後、宮城県石巻市・岩手県・宮城県の東北３県で“復興の火”として展示。
２６日に予定されていた日本国内の聖火リレーが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったことがありました。
このことについては、東京オリンピック・パラリンピックが１年程度の延期が決定したのを受け、私のブログでも下の日付とタイトルのリンクで記事を更新したことがありましたので、よろしければクリックしてお読みになってみてください。
２０２０年３月２９日
新型コロナウイルスの影響で東京オリンピック・パラリンピックが１年程度の延期が決定！
式典には、大会組織委員会の橋本聖子会長、東京都の小池百合子知事、丸川珠代五輪相、福島県の内堀雅雄知事のほか、萩生田光一文科相、スポーツ庁の室伏広治長官、日本オリンピック委員会（JOC）の山下泰裕会長。
聖火リレー公式アンバサダーを務める柔道で、オリンピック３連覇の野村忠宏さんらが出席。
出発式には、公式アンバサダーを務める漫才コンビの「サンドウィッチマン」や女優の石原さとみさん、五輪柔道金メダリストの野村忠宏さん、パラリンピックの射撃に出場した田口亜希さんが出席しました。
ただし、菅首相は国会のため欠席となったのでした。
出発式であいさつした石原さんは、聖火ランナーの様々な思いを聞き取ったうえで、
「聖火リレーに対する意見や考え方は様々でいいと思います。
決断や判断は間違っていない。
目標があることは生きる希望がある。
多くの方が目標をもって生き抜いていってほしいと思います」
と話したということです。
◆昨年３月にギリシャで採火され、日本国内で１年間保管されていた聖火のランタンを聖火皿に移し、トーチに点火されて聖火リレーがスタート
去年日本国内の聖火リレーが中止となったことで、1年間保管されていた聖火のランタンを、聖火リレー公式アンバサダーを務めるお笑いコンビのサンドウィッチマンが持って登場。
聖火は石原さとみさんと、射撃でパラリンピックに３度出場の田口亜紀さんにより聖火皿へ移されました。
そして、２０１１年サッカー女子ワールドカップ優勝の「なでしこジャパン」の当時のメンバー１６人と、監督だった佐々木則夫氏らが第１走者を務めることに。
ただ当時のメンバーのうち、澤穂希さんについては前日に体調不良のため辞退したということです。
聖火は、「なでしこジャパン」メンバーのうち岩清水梓（日テレベレーザ）さんがトーチに点火され、聖火リレーがスタートしました。
初日はいわき市など福島県浜通りの１０市町村１１区間で開催。
２日目は、同じく福島県の相馬市を出発し、福島市など９つの市町村を１１０人のランナーが走り、会津若松市のゴール地点で運ばれて終了。
この間では、タレントの菊池桃子さんや、バレーボール元日本代表の大林素子さんが聖火ランナーを務めていました。
３日目は、福島県の聖火リレークライマックスでも南相馬市を出発して７つの市と町を巡りながら、およそ９０人のランナーが走って郡山市のゴール地点に運ばれて終了となっていました。
この記事を更新した日には栃木県へと移るなど、今後は、全国４７都道府県８５９市区町村を周り、約１万人のランナーが１２１日間をかけ、７月２３日に東京・国立競技場で行われる開会式に向けてつないでいくことになります。
…と、１年の歳月を経てついに日本での聖火リレーがスタートしたと書いたのですが、聖火リレーといえば、有名人・著名人が聖火ランナーを次々と辞退。
聖火リレーのランナーを応援しようと沿道などに人が大勢押し寄せることへの密集や、新型コロナウイルス感染の従来型とはまた違う変異ウイルス（変異株）での感染拡大に、リバウンド、第４波も懸念されています。
何よりも、いまだ７割以上の国民が、スタートしたばかりの聖火リレーだけでなく、オリンピックの開催自体に反対し、中止を求めていることも気になります。
そこで次の記事では、いくつかネットのユーザーさんからのコメントをピックアップしながら、今回の聖火リレーについての続きの記事を書いてみたいと思います。