FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -29ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

9日午前の東京外国為替市場は、各通貨とも動意の薄い

展開となった。日経平均株式会社は先週のダウ平均株価の

動きを踏襲し軟調な展開。

ただ、この動きはすでに織り込み済みであったようで、

リスク回避の動きは見られていない。

豪ドル円は78円台前半での推移。先週、短期的なサポート

として意識される21日間移動平均線(78.80円付近)を

守りきったことでテクニカル的な豪ドル買い安心感が

広まっているようだ。

12日に7月豪雇用統計が控え警戒感が強いため、大幅に

上値を伸ばす展開には繋がりにくい一方、78.00円付近での

底固さも目立ち、押し目買いの仕掛け易い環境が整っている。

ただ、午前中に発表された7月ANZ求人広告件数

(前回値:前月比+2.8%、結果:前月比+1.3%)は弱い数字となり、

前述の雇用統計に対し不安感を残す格好となった。

今週の外為相場は、米ドル円の動向に注目したい。

先週末、予想外に弱い結果であった7月米雇用統計を
受け米ドル安が進行、米ドル円は一時85.02円まで
年初来安値を更新する格好となった。
大台割れこそ回避したものの、その後目立った戻りも
見られておらず地合いは弱いままだ。

今週は、11日にFOMC政策金利発表が予定されており、
こちらを巡る相場展開となりそう。21日の議会証言で
バーナンキFRB議長が追加緩和策実施の可能性に
ついて触れたが、こちらが実現するようであれば
米ドル売りが加速する可能性がある。

その際、昨年安値の84.78円を割れ込むと、
1995年の安値79.75円を視野にいれた展開に繋がることも
考えられ注意が必要だ。

尚、FOMC以外でも12日の新規失業保険申請件数や
13日のCPI・小売売上高と重要指標は多く、米ドル円に
とって正念場になる一週間となるだろう。

一方で、他国のものではBOE四半期インフレ報告・
7月英雇用統計(11日)や7月豪雇用統計(12日)等が重要。
特に後者はRBAによる次回利上げ時期を計る上で
注目度が高まっており、結果次第で豪ドル円相場を
大きく動かす可能性がある。
6日の欧米外国為替市場は、米ドル売り優勢の展開となった。

注目されていた21:30発表の7月米雇用統計において、
失業率(結果:9.5% 予想:9.6%)は市場予想よりも若干良い
結果となったが、非農業部門者数(結果:-13.1万人 予想:-6.5万人)は
市場予想の2倍以上に膨らんだ指標結果を受け、円買い・ドル売りに傾いた。

NYダウも下げとなり、市場はリスク回避の流れを強め、米ドルは
ユーロに対し1.3333ドルまで売り込まれ、円に対しても85円台を
割り込む寸前の85.02円となり、年初来安値を更新する展開となった。

この流れは各クロス円通貨にも波及し、特にオセアニア通貨の
豪ドル円は77.84円、NZドル円では62円まで値を下げ、
本日の安値を更新した。しかし、NYダウが下げ幅を縮小させると、
各通貨とも買い戻される動きとなった。依然として米景気後退懸念は
払拭されず、FOMCによる追加的な量的緩和策実施観測が高いと言え、
米ドル売り圧力が根強いものと考えられ、昨年安値84.78円を割れる
展開も予想されるので、注意しておきたい。