FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -148ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

22日の外為市場のクロス円各通貨は欧州市場の下落から一転、

米国市場に入り底堅く推移することとなった。


欧州市場ではタッカー英中銀副総裁が「必要であれば量的緩和策を

拡大する可能性もある」と述べたことをきっかけに、

リスク回避の流れから水準を落とすこととなった。


だが、米国市場開始当初こそ新規失業保険の悪化

(予想51.9万件 結果53.1万件)を受け小幅売られたものの、

発表された米国企業決算の内容が総合的に良い内容であったため、

NYダウの上昇を呼び込み1万ドルの大台を回復するや、

外為市場においてもリスク選好志向からクロス円、

特に豪ドルなどの高金利通貨に買いが集まることとなっている。


市場関係者の間では引け後の決算内容も好調だったことで

アジア時間に入ってからも堅調な推移が期待されており、

資源価格が高値圏で推移していることから豪ドル買いが続くとの声も。


週末ということで調整売りの局面も出てくるだろうが、

そこは押し目買いの絶好の場となるだろう。


19日の欧米市場ではクロス円通貨の上昇が目立つ結果となった。

NY連銀が実施したリバースレポテスト(リバースレポとはFRBが国債などの

資産を売却して現金を受け取り、後日高めの価格で資産を買い戻す取引を指す。

金融引き締め時市場から余剰資金を吸収する手段の一つ)の際の声明で、

現在行われたものは金融引き締め措置ではないとの文言が、

金融緩和継続との見方に繋がったことがある模様。


米大手企業の決算も市場予想を上回りダウ平均が年初来高値を更新したことや、

その上米時間引け後においても米アップルやテキサスインスツルメンツの

好決算をうけたことでリスク選好の流れが強まっていることが挙げられる。


一連の流れを受け、資源国通貨などに買いが入り、特に豪ドル円は16日の

高値84.24円を一時的に抜くなど再び上値を試すなど底堅い展開が続いている。

原油市場においてもこの流れは同様で、8日連続の上昇により到達した

79ドル台後半の取引は約1年ぶりの高値水準ということで、

現状のリスク志向の流れが非常に広い分野で起きているとする声も。


通貨によっては長期的な上昇余地はサブプライムショック以前の高値にある、

と発言をする気の早いエコノミストもおりこの流れがどこまで継続するか注目だ。


先週は、米主要金融機関の決算が全般的に予想を上回ったことや、

米小売売上高が改善したことから、リスク選好の動きが強まり、

株高→米ドル売り・円売りが優勢となった。


今週は、この流れが継続するか見極める相場展開となりそうだ。

まず注目を集めるのが、米国に絡むイベント。相次いで発表が予定される

住宅関連指標(NAHB住宅市場指数19日、住宅着工件数・建設許可件数20日、

住宅価格指数22日、中古住宅販売件数23日)に加え、米景気動向を探る

重要な判断材料となる米地区連銀報告(ベージュブック)も予定される。


さらに、ウェルズファーゴやモルガンスタンレーの主要金融機関の

決算報告をはじめ、米主要企業の決算が相次ぐため、

結果次第でマーケットが大きく反応する展開も予想される。


その他主要各国については、20日のRBA(豪準備銀行)議事録、

21日のBOE(英中銀)議事録、22日のBOC(加中銀)政策金利発表、

23日の独IFO景況指数や第3四半期英GDP速報値に注目が集まるだろう。


マーケットでは、景気回復期待を背景とした株価や資源価格の

上昇について過熱感を警戒する声もあり、経済指標や決算の内容が

景気回復の動きを立証できる内容となるかに焦点が集まる。