29日欧米市場、 米ドルは ユーロや円を含む主要通貨
バスケットに対するドルインデックスが低下し、
8カ月ぶり低水準を付けた。
豪ドル、ユーロなど対米ドルは続伸、米ドル円は続落。
米FRBが国債購入などを増やす追加の金融緩和の
観測が背景にある。
経済指標では米国の景気回復が足踏みしている兆候が
示されており、ドルはこのままいけば、四半期ベースでは
主要16通貨すべてに対して値下がりとなる。
30日上院銀行委員会でのバーナンキFRB議長の証言が注目されるが、
一部では追加金融緩和に懐疑的な見方もあるようだ。
この日、 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁は
「量的緩和は金利の引下げほど影響のある手段ではないだろう」とし、
追加緩和に消極的な姿勢を示した。
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁も「現在の見通しに基づき、
現時点ではいかなる資産買い入れ拡大も支持しない」とし、否定を表明。
経済支援に向けた追加緩和の実施が円滑に決定されない可能性が
浮上している。
ドル安から対ユーロ・豪ドルが最近の高値圏にいるが、一部には
過熱感も浮上、IMF(国際通貨基金)から「豪ドルは中期的にやや
過大評価されている」との報告もあり、月末、月初の反落リスクには
留意しておきたい。