19日の欧米市場の米ドル円は、一時8月11日以来84円台へ突入、
安値84.89円から引けにかけては85円台前半の推移となっている。
米国市場の取引序盤で発表になった米新規失業保険申請件数は
昨年11月以来、最高の50万件に増加、米フィラデルフィア連銀
景況指数も前月の+5.1から大きく低下し、2009年7月以来の
低水準-7.7となり、米国の景気後退懸念が増す結果となった。
米国ダウ平均株価も一時、前日比-200ドル弱と下落の動きを強めた。
需要減退懸念から原油価格の下落、資金の逃避先として米国債が買われ、
2年債利回りは過去最低水準の0.47台へ低下するなどリスク回避的な
動きが強まり、米ドル円も株価下落と共にドル安円高方向へ動く
結果となった。
しかし84円台では引き続き警戒感は強いようである。昨日から話題に
なっている日銀の臨時会合は本日開催される可能性もあるようだ。
しかし日銀が公表している実質実効為替相場(数値が多いほど円高)は
足元で100強と、史上最高値を付けた1995年の150を大きく現在は
下回っている現状。
又GDPは減速したかもしれないが4-6月期の企業収益は、
堅調に回復している等の理由から日銀の政策判断も、9月に開かれる
通常の金融政策決定会合まで持ち越す構えの可能性も指摘されている。