13日の欧米市場では米ドル円で引き続き底堅い推移が続いた。
先日の本邦当局者による円高けん制発言により下値が
限定的と見る市場参加者も多く、週末のポジション調整も
相まってNY市場に入ってから円安方向への動きに再びシフトした。
米経済指標の小売売上高の悪化も既に織り込み済み
ということで材料視されず、また、菅首相と白川日銀総裁が
来週に会談し、急速に進んでいた円高に対する状況を
協議するとの報道もあり、一旦円高方向への動きが
休止状態となっている。
その上、ここにきて米ドル売りの流れも落ち着きを
取り戻しており、独国内総生産の好結果にも大きく
反応しない状況から、現状の流れは再びユーロ安へ
と向いているとの声も聞かれている。
その状況を指し示すかのように、テクニカル面でも
ユーロは対ドルで上昇トレンドを割り込み上値の
重い状況が続くなど、市場の方向性が米ドル売りから
ユーロ売りに向いていると言えるだろう。
とはいえ、最近の欧州圏経済指標の好結果は
ユーロ安から来るドイツ輸出の大幅増加が
けん引していることもあり、このままECBが
手をこまねいているとは言い難い。