1日欧米時間の外国為替市場では、ユーロ円が堅調な推移を示した。
6月ISM製造業景況指数(予想:59.0、結果:56.2)が弱い数字となり、
米景気の二番底懸念が拡大し米ドル売りが加速、その反動として
ユーロショートポジションの巻き戻しが進んだことが背景にある。
また、当局者からの発表こそないものの、スイス中銀によるユーロ買い・
スイスフラン売り介入も観測されておりユーロ騰勢を後押しした模様。
ユーロ円は一時109.83円まで本日高値を更新、短期的な上値抵抗
として意識されていた5日間移動平均線(109.24円)を上抜け、
テクニカル的な地合いも改善傾向にあり、東京時間中もしっかりとした
展開が期待できる。
ただ、今回の上昇の背景は全て外部的な要因によるもので、
ユーロ自体をみるとスペイン格下げの可能性が高まる等、
売り材料の方が多いことに変わりはない。そのため、長期的な
下落トレンドを転換させるには至らなそうで、21日移動平均線の
掛かる110.70円付近では再び戻り売り圧力が強まる可能性がある。
一方の米ドル円は軟調な展開。景気二番底懸念の拡大から
米ドル売りが進み5月の安値水準(87.83円)を突破、その後米ドル売りを
誘発するストップ注文を巻き込む形で下落に拍車がかかり、
年初来安値を86.97円まで更新した。
NY時間発表の6月雇用時計に対する警戒感から、戻りも限定的で
目先も上値の重い展開が続きそう。短期的には昨年11月の
安値84.78円を意識する展開が視野に入ったといえそうだ。