最近の米国経済指標が芳しくないことから米国経済への不安が募り、
米国では株安、債券高となっている。米国10年債は3%を割れてきており、
長期金利の低下が顕著だ。
対して欧州の信用不安は6月上旬のユーロ/米ドルの1.2000割れの
頃とは異なり、楽観論が高まってきて、ユーロ高に傾きつつある。
しかし、その不安の根は深く、いつ何時、欧州において別の不安材料が
噴出しても不思議はない。
となると、消去法的に買われるのは円ということになる。米ドル円を
見ると8営業日連続でボリンジャーバンド-2σに絡んだ取引が続いており、
さすがに今週は値を戻す局面もありそうだ。しかし戻り売り圧力は強いの
ではないか。昨年11月末の安値84.78と今年5月の高値94.99の半値押しの
水準である89.88を終値ベースで回復するまでは、底打ち感が見えてこない。
逆にリーマンショック直後の安値である87.10を日足終値ベースで割り込めば、
前述の安値を試しに行く流れとなるだろう。