今週の外国為替市場では上値の重い展開となり、レンジの下値を
試すかに注目。
先週末、米雇用統計やユーロ圏における信用問題に新たな火種が
起こったことを嫌気して再びリスク回避色の強い売りに苛まれる
状況が始っており、市場が開いたのと同時に売りが持ち込まれる
状況となっている。
新たな火種とはハンガリーのデフォルトリスクが高まったことで、
通貨や株価が暴落。ギリシャ発の財政不安が飛び火し、東欧へ
融資を積極的に行っていた欧州系銀行の不良債権リスクが
高まっていることが挙げられる。
この問題は連鎖的な破たんリスクは未だはらんだままにあることを
嫌でも思い出させる結果となっており、市場関係者の間ではハンガリーが
ギリシャと同じ道を辿ることは不可避とみており、しばらくはユーロ売り
材料となるだろう。
その上で、スペインを主とした欧州系銀行は中南米への投資も
積極的に行っており、信用リスクの伝播は終わってないと見るべきだろう。