4日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円・クロス円通貨は大幅に
値を削っている。
注目された5月米雇用統計において、非農業部門雇用者数(予想:53.6万人、
結果:43.1万人)が市場の期待に反し弱い内容となり失望売りを呼び込んだ。
ダウ平均株価も前日比で-300ドル超と暴落し、市場はリスク回避一色となった。
この用な展開で影響を最も受けやすいのが高金利通貨の代表各である
豪ドル円で、5月米雇用統計発表前の水準からは2円以上も値を削り
一時75.09円まで本日安値を更新している。
心理的な節目となる75.00円をサポートに一旦は下げ止まっているが、
その後の戻りは弱く週明けの東京市場で下値攻めが再開される可能性には
注意はしておきたい。75.00円を守り切れれば、75.00円~80.00円のレンジ
取引継続との判断から再度豪ドル買いが進むであろうが、仮に割り込んだ場合は
5月の安値72.04円付近まで下値余地が広がることが考えられるだろう。
一方で米ドル円も軟調な展開。92円台半ばより断続的に水準を下げ、
91円台半ばで大方の取引を終えている。欧州問題の東欧への拡散を
嫌気した向きが対ユーロでの米ドル買いを進めたことで、クロス円通貨に
比べると下落の速度は緩やかなものとなった。
ただ、ユーロ/米ドルは約4年ぶりに1.2000を割り込み一部で介入警戒感が
くすぶり始めている。週明け、対ユーロでの米ドル買いというサポート要因が
薄れた際に米ドル円の下落が加速することも考えられ、その点には注意が必要だろう。