3日欧米時間の外国為替市場は円買い優勢の展開となった。
欧州時間序盤、堅調推移の欧州株を背景に東京時間中の
トレンドが続き、クロス円通貨は本日高値を更新(ユーロ円:、114.17、
豪ドル円:79.03円)する場面もみられた。しかし長期化の様相を呈し、
東欧諸国への広がりが懸念され始めた欧州問題が横たわる中では、
リスク選好地合いも長くは続かず、NY時間に入ると円ショートポジションの
巻き戻しが進んだ。
豪ドル円が77.17円まで本日安値を更新したのをはじめ、
一部のクロス円通貨で本日高値より2円近く水準を下げる等荒い
値動きとなっている。テクニカル的に見ると、豪ドル円は短期的な
抵抗帯と見られた78.00円を上抜けたことで、80.00円まで
上値余地が広がったと言える。
ただ、5月米雇用統計の発表やG20といたビッグイベントを
控える中で一旦は値動きも落ち着きそう。目先は78円台前半で
小幅にもみ合う展開が予想される。
一方で米ドル円は底固い展開。5月ADP雇用統計(予想:7.0 万人、
結果:5.5万人)・5月ISM非製造業景況指数(予想:56、結果:55.4)は
ともに予想を下回ったが5月米雇用統計への期待感は依然高く下値で
米ドル買いを仕掛ける参加者が目立った。現在は92円台後半で推移だが、
4月高値と5月安値の61.8%戻しにあたる92.20円付近は上抜けており、
テクニカル的にも強い地合いにあるといえる。
短期的には年初来高値(94.99円)を試す展開が視野に入ってきたといえそうだ。