20日欧米市場の豪ドル円は日本時間の流れのまま暴落することとなった。
背景にはお決まりのリスク資産からの逃避やストップロスを巻き込む
動きを海外の投機筋が仕掛ける格好となっており、材料の乏しい状況
でも積極的に売り込んでいることが挙げられる。
急落後も定期的に買い戻される動きを見せるものの結局戻り売りを
こなせず、再び下落の途に就くなどその動きはNY時間の引け間際にも
見られるなど、依然として類を見ない非常に荒っぽい値動きとなっている。
一方のユーロは対円を「除く」他通貨に対して急反発している。
昨日行われたスイス中銀のユーロ買い介入を見たことで底堅い
推移となっていたが、ダンシン・スイス中銀理事より「スイス中銀の
為替介入に理論的には制限はない」と、再びユーロが対スイスで
急落した場合積極的に介入措置を行っていく旨を示唆したことで、
ユーロの下落は限定的との見方が広まったことが挙げられる。
とはいえ、クロス円全般に言えることはユーロ危機に端を発した
今回の暴落も、現状ではただのリスク資産の投げ売りと化しており、
仮にユーロが下げ止まったとしてもこの流れを押し度めるには
力不足との声が根強い。テクニカル面では日足ベースで6営業日
連続の下げとなっているが、7営業日連続で値を下げたことは
リーマンショック以降例にないことから、本日は買い戻される動きを
期待する向きも存在する。
だが、そんな淡い期待にすがらなければならないほど、
相場は傷んでいる裏返しともいえそうだ。真空状態の値動きが
いつまで続くのか、まだまだ予断は許さない状況は続くだろう。