28日欧米時間の為替相場では、ギリシャ・ポルトガルの格下げを
受けたリスク回避の動きが弱まり、円売りが徐々に優勢となる展開となった。
欧州株が大きく下げる展開となり、市場の緊張感が高まったが、
独メディアが報じたEUとIMFによるギリシャ支援の増額をきっかけに
リスク回避の動きが和らぐ形となった。
これを受けて、ユーロ円は124円台後半まで水準を回復。
その他のクロス円各通貨も、豪ドル円が87円台を回復するなど
堅調な推移となった。ただ、格付け機関S&Pがスペインの
長期格付けの引き下げを発表。
市場は一時的にユーロ売りを加速させたものの、一部で予想されていた
こともあり反応は限定的。ただ、欧州ソブリンリスクへの警戒感は
強まっており、目先的にはマーケットの上値を抑える要因となりそうだ。
注目された米 FOMC声明文は、前回からほぼ変更なし。
長期間の低金利政策が維持されるとの見方がNYダウの下支え要因となり、
スペイン格下げの余波を打ち消す形となった。
日本の連休入りとあって、アジア時間の円相場は様子見ムードが
強まりそうではあるが、ギリシャ支援やユーロ圏諸国の格付けに
関する話題には反応しやすく、注意したいこところだ。