15日の欧米外国為替市場は、往って来いの展開となった。
中国が金融引き締め政策を加速させるとの見方から、
序盤はリスク回避の円買いが進行していたものの、
4月NY連銀製造業景気指数が市場予想(24.00)を大きく
上回る31.86と発表されると、相場は円売りへと反転。
また、ギリシャ財務省筋から、経済政策の協議をEU・IMF・ECBと
実施する可能性が示唆されたことから、独10年債との利回り格差が縮小。
ユーロが買い戻され始めたことも、対円相場を下支えする形となった。
ところが、欧州時間終盤にかけてはオプションに絡む動きから
上値を抑えられたほか、一部エコノミストが、中国人民元は
来週にも切り上げられるとの見方を示したことが材料視され、対円相場は
上昇幅を打ち消すように値を削った。
ギリシャ問題や人民元に関する情報は錯そうしており、当面は関係者の
発言やメディア報道に一喜一憂する状況が続く可能性が高い。
中でもユーロ円は、両者の情報に大きく左右されるため、
不安定な相場展開が続くと思われる。
テクニカル面では、今月上旬の高値127.91円と心理的節目である
125円を上下のポイントとして、新たな方向性を探る形となりそうだ。