8日欧米時間の東京外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は
往って来いの展開。
欧州時間中は、ガイトナー米財務長官の訪中報道を背景とした
人民元切り上げ観測が尾を引き円高地合いが継続した。
しかしNY時間序盤、ユーロ圏政策金利発表(1.0%据え置き)後の
記者会見でトリシェ総裁がギリシャ問題に対し「融資要請あれば、
ECBはユーロ圏の大きな関与を望む」等、ギリシャ支援へ前向きな
姿勢を示したことが好感され以降はユーロ円を中心にリスクを選好した
円売りが目立つ形となった。
ユーロ円は、欧州時間に記録した本日安値(123.43円)から切り返すと、
124円台後半まで水準を回復。本日高値も 124.85円まで伸ばし、
それまでの下落分を取り戻す形となっている。
結果的には、21日間移動平均線(124.50円付近)がサポートとなった格好で、
テクニカル的には調整相場反転の可能性が見えてきたといえる。
早期に125円台を回復できるようであれば、再び4月の高値(127.91円)を試す
展開へ繋がることも考えられるだろう。
一方の米ドル円も同様な流れでNY時間終盤に掛け本日高値圏となる
93円台半ば辺りまで水準を回復する展開。
ユーロ円の上昇に引っ張られる形で上昇はしているが、
発表された新規失業保険申請件数(予想:43.3万件、結果:46.0万件)は
弱い内容であった。
こちらは、米景気見通しに対し慎重な見方を示した昨日のFRB高官による
発言を裏付けるものでもあり、目先米ドルの上値を圧迫する要因となるかもしれない。