22日の欧米市場では、ギリシャ救済措置に対する各国政府高官の
発言に揺さぶられる展開となった。
口火を切ったメルケル独首相は今月25、26日の欧州連合首脳会議で
ギリシャ救済案が合意する可能性に否定的な発言をしたことで、
ギリシャ問題に対する楽観的な考えがけん制され、リスク回避の動きから
クロス円全般に売りが持ち込まれた模様。
週末のメディア調査では3割弱がギリシャのユーロ離脱に賛成しているとの
報道があったことや、ギリシャ副首相が「ドイツは輸出拡大のために
ユーロ安を望み、ドイツ国内銀行のギリシャに対する投機を容認している」など、
ドイツとギリシャの溝が深まっていることを示唆する内容が発言されたことも
背景あるようだ。
その後、ユンケルEU議長から「ユーロ圏はギリシャを見捨てない、ギリシャは
信頼できるパートナであり、不安定な状況が続くようであればユーロ圏は
ギリシャ支援を実施する必要がある」と発言があったことでクロス円は
値を戻す動きを見せているが、問題の長期化を懸念する流れが生まれたことで
再び下落リスクが強まっている状況といえそう。
特にテクニカル面でも弱い状況にあるユーロ円は、一旦120円を目指す展開も
あり得るため注意深く見守っていきたいところだ。