今週は米ドル相場の転換点となるかもしれない。まず、注目材料は
25日のバーナンキFRB議長の議会証言。
今月に入り、日米の3ヵ月物LIBOR金利が逆転(米が日よりも高くなった)
して以来、底固い推移の続く米ドル円だが、一方ではFOMC声明文から
低金利状態の維持期間につき「長期間」の文言が消えず、積極的な
上値追いの展開には繋がっていない。
ただ、早期利上げ開始に対する市場の期待は高く、きっかけひとつで
米ドル買いが急速に進む可能性は十分にある。
今回の議会証言はそのきっかけと成りえるものだ。また、今週は
バーナンキ議長以外でも、22日のロックハートアトランタ連銀総裁や
23日のイエレンサンフランシスコ連銀総裁、24日のホーニグカンザスシティ連銀総裁
そして25日のコーンFRB副議長とFRB高官の講演が相次ぎ、
その都度米ドル相場に影響を及ぼしそう。
特に、ホーニグカンザスシティ連銀総裁(24日)は、メンバーの中でも最もタカ派な一人で、
当日は米ドル買いの材料が出やすくなるかもしれない。テクニカル的な焦点は90.00円~
91.00円という最近のレンジをブレイクできるかどうか。抜けた際はその方向へ新たな
トレンドが築かれる可能性が高いが、その際上下の目標値となるのは2月高値の92.16円と
3月安値の88.13円あたりだろう。
他では、23日英2月消費者物価指数や25日の第4四半期NZGDP、2月英小売売上高指数、
3月SARB政策金利発表等も重要。ボラティリティが高くなっている英ポンド絡みの材料には
特に注意を払いたい。