10日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は確りとした展開。
欧州委員会のプローディ前委員長がギリシャ財政危機の
最悪期が終わったとの認識を示すなどし、欧州各国の財務危機懸念が
和らいだことでリスクを選好した円売りが進み、一時90.83円まで
本日高値を更新する場面もみられている。
本日の上昇で5日移動平均線と21日間移動平均線による
ゴールデンクロスが完成し、テクニカル的な地合いが強まったことも併せ見れば、
目先も堅調な展開が続きそう。
過去最大規模にまで膨らんだ財政赤字(-2209億米ドル)の
存在は気になるが、短期的には昨年4月上旬を起点とした
レジスタンスラインが差し掛かる92円台前半付近までの上昇に期待したい。
一方のクロス円通貨も、リスク選好の地合いを後押しに概ね堅調な展開。
唯一、NZドル円は先ほどのNZ政策金利発表(結果:据え置き 2.50%)後に
公表された声明文の内容を受け軟調推移となっている。
声明文では、インフレ見通しの上振れ懸念を示唆する一文が記されたものの、
利上げ開始時期の前倒しは見送られた。
隣国のオーストラリアが積極的な金融引き締め政策を始めていることをうけて
一部では早期利上げ期待が高まってだけに、発表後には失望売りが広がった。
いまのところは大きく崩れる展開とはなっていないが、一旦は5日・21日移動平均線が
差し掛かる62.80円付近までは調整が進むことも考えられ注意をしておきたい。