10日欧米時間の外国為替市場では、ユーロ円・英ポンド円の
欧州通貨ペアが往って来いの展開。
欧州序盤、格付け大手のフィッチが「英国を含め世界の
景気見通しは不透明、英国は一層の財政再建が必要」であるとし、
加えて「トリプルA格付の中で英国やスペイン、フランスの緊急性が高い」
と格下げ示唆ともとれる認識を示したことが、ユーロ売り・英ポンド売りを
呼び込んだ。
ユーロ円は121.45円、英ポンド円は133.92円まで本日安値を更新する
場面がみられ、それぞれ先週末の米雇用統計発表後の上昇分を
吐き出す格好となっている。
その後、連日のソブリンリスクの高まりに欧州通貨続落の懸念も強まったが、
ダウ平均株価が比較的確りとした推移を見せたことで、NY終盤にかけては
リスク選好の動きが強まって円売り進行、両通貨ペアとも欧州時間中の
下落分を取り戻す形となった。
ただ、やはりどちらも上値の重さは否めない。特に英ポンド円は135.00円の
大台が目先は上値抵抗帯として意識される可能性が高そう。
心理的な節目であるうえ、5日間移動平均線も差し掛かっているためで、
この水準を明確に上抜けられない限りは下値リスクが残ることとなりそうだ。