【その他】 アンラッキーガール、アンハッピーマン | コマンタレヴの懐古蟲

コマンタレヴの懐古蟲

かつて新しいもの好きだった私が、そのスピードについて行けず、
「あれは良かった、これは良かった」などと過去を美化し始めた…。

そんなオッサンの物語。

もし、私が日記に毎日

今日はツイている!と思ったら「○」を

何て日だ…、と思ったら「×」を付けていたとしたら、

この日は間違いなく「×」であろう。



ことの始まりは彼氏が、

バレンタインデーのお返しとしたいと言い出したことからだ…。


「何くれんの?」と聞くと、

「内緒~♪」と言って話さない。


すぐにピンと来た。


私の彼氏はたまにこういうサプライズをたくらむが、

大抵、ロクなもんじゃない。


とにかくお昼時に来てよ~と言うので

本当は折角の休み位、目覚ましを気にせず起きたかったのだが、

しかたなく朝起きて彼氏の家に行く事にした…。


私の家は島根であり、彼氏は鳥取だ。

近いように思うかもしれないが、車で2時間以上かかる。

思いつきで行ける距離としてはちょっと遠い。


サプライズの、期待よりも大きな不安に同調するかのように

空は重たい雲に覆われていた…。


すると…だ。










彼氏の家につくと、こともあろうに

まだ寝ていやがるのである。



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とりあえず優しく蹴り起こしておいた。




さて、お昼時に来いと言っておいて寝ていた彼氏は

ホワイトデーにラーメンを作ってくれるのだという…。












…なんでやねん。


この人のサプライズはいつも

乙女心の理解がたりない。


「まーまーこんな体験、することないだろ?

 いい機会だから麺切って」


と来たもんだ。


いい機会とは、自分で望んだ機会でなくては

うっとうしいだけだと分からんものだろうか…。


言われるがままに麺を切り、茹でようとお湯に入れた。

すると、麺は突然倍の太さに膨れ上がったではないか!

聞くと生地にちょっぴりタンサンを入れたのだと言う。


おい…クッキーじゃねぇんだぞ…。


どうでもいいけど、これ

私が喰うんだよね?!




おそるおそる食ってみるとまぁ、

想像のつく味だった。

麺以外は…。


こんなもんで昼飯とされてはたまったものではない。

炊き込みご飯が食べたくなった。というと、

そのまま彼氏の車で買い物に出た。


彼氏は「天気悪いけどギリ、桜残ってね?」と言いだしたが、

あろう事か、なんとこの日、4月になったというのに

みぞれが降り始めたので無理だった。


そして買い物から帰ると彼氏が私の車を見てこう言うのだ。

「えらくひどくぶつけたね?どしたの?」


は!?




この人は何を言っているんだ?と思って車を見ると、



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右前輪部分がベッコリ凹んでいた。


ゆがみはドアにまで達し、開かなくなっていた。


私はこの車に乗ってここへ来たのだ、

ドアが開かないモノを気付かず乗ってくるはずがない。


ここに止めた2~3時間の間に当て逃げされたのだ。


せまい駐車場ならいざしらず、だだっ広い空き地で

しかもここまで凹ますなんてわざととしか思えない…。


もう泣きそうだ。

この車は昨日車検から戻って来たばかりなのだ。




炊き込みご飯を、彼氏の家族の誰よりも

多く食べるも、腹の虫が収まらない。


結局、車はディーラーに引き取ってもらい

足がなくなってしまったので、彼氏に送ってもらう事にした。


わざわざ来てこんな目に合わされたのだ。

これぐらい当然の事である。


次の日、夕方からミーティングがあるため時間がない。

彼氏には2時間かけて家まで送ってもらい、

そのまま送り返した。


会社までは母の車を借りて行こうと先に電話をしてあったので、

少し休んでから行こうと思っていた。


…ところが!

よく見てみると母の車が無い。


急な用が入ったらしく、家にいなかったのだ…。


仕方なく途中まで帰っていたであろう

彼氏を再び呼び戻し会社まで送ってもらう事にした。

UターンどころかWターンである。


さすがにちょっと悪いかなぁ…と思っていたのだが。










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このにやけたアホ面である。







…コイツさては、帰りに中古ゲームソフト屋に

寄ってやがったな。


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あーあ、なんだろう、気が抜けた…。


もしこの人が日記に「○」「×」つけてたら、「○」が多いんだろうなぁ…。


はたから見たら、幸薄そうな顔なのにねぇ。



私もアホ面になったら「○」が増えるのかしら?


ハハ…じゃあ、アホが伝染るまでもう少し一緒にいてやるか…。




もし今の人生を、

最高にハッピーだ!と思ったら「○」を

何て人生だ…、と思ったら「×」を付けるとするなら


いや、まだ早いか。


きっとこの先、日々の「○」が増えて

人生「◎」になるんだ私は!!


こんなノーテンキな私は、

彼氏のアホがだいぶ伝染っている証拠だな。



うん、明日もがんばろう。