年齢をとると人は、涙もろくなるらしい | コマンタレヴの懐古蟲

コマンタレヴの懐古蟲

かつて新しいもの好きだった私が、そのスピードについて行けず、
「あれは良かった、これは良かった」などと過去を美化し始めた…。

そんなオッサンの物語。

無くしたルーラストーンを探すため、賢者の元を訪ねると

村にいる泣き虫の少年「プディン」が、知ってるかも?


というわけで、話を聞くと少年は、

俺が一度死んだ人間だという事を見抜いていた…。


話によるとこうだ。



村でもつねに笑いを振りまく生前の主人公。

しかし、プディンだけは笑わなかった…。

それは、けがれの谷に住むという「大蛇」に

両親を殺されたためだった。


演芸チャンピオンの主人公はそのプライドをかけ、

もしかしたら少年が、笑えるようになるかもしれない、と

「大蛇」を倒し、両親のかたきを取ることを「約束」したのだった…。


もちろん結果はわかっている。

結局、彼もまた大蛇の犠牲となってしまったのだ…。


おいおい、ちょっと待て。


なんだよその で、大蛇倒してくれるんでしょ?


みたいな空気。



知るか!そんなの知るか!

生前の俺があっさりやられちまったんでしょ?!

無理無理!絶対無理!

なんてバカな奴なんだ生前の俺!

笑いのために命かけて、本当に死んじま……あ、あれ


なんでだろう目から水が出てくるぞ。


チクショウ…かっこいいよ、生前の俺。

わかったよ、やるよ。

俺が、死んでいったお前のかわりに少年の笑顔を取り戻すよ!


そうと決まれば、パパーッと大蛇なんて倒したらぁ!


コマンタレヴの懐古蟲

たはー!無理無理!絶対無理!


追伸:オフラインのその後編のラストも、ほろりとしてしまいました。

    切ないね。


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