カウント・ベイシー亡き後、現在のカウント・ベイシー楽団は、リダーとしてOBのビル・ヒューズ(Tb)が率いている。グレン・ミラー楽団は、OBのラリー・オブライエン(Tb)が率いている。1974年、デューク・エリントンが亡くなり、息子のマーサー・エリントンがデューク・エリントン楽団を引き継いだというのは、知っていた。しかし、その後、デューク・エリントン楽団の情報が、僕には入ってこなかった。しかし、何年か前にテレビのジャズ放送をみていたら、デューク・エリントン楽団が出演していたので、安心した。どうも今は、デューク・エリントンの孫であるポール・マーサー・エリントンが楽団を率いているらしい。ここにあげた、カウント・ベイシー楽団、デューク・エリントン楽団、グレン・ミラー楽団の三つの楽団は、それぞれが栄光の歴史と独自のスタイルを持ち、また膨大なレパートリーを持っている。ジャズの発祥の国であるアメリカにとっては、まさに「国の宝」である。これからも、50年、100年と存続していく楽団だと思う。
サクソフォーンは、金属製であるが、木管楽器のカテゴリーに属す。1840年代に、ベルギーのアドルフ・サックスが考案したとのことだ。新しい楽器なので、クラシックでもこの楽器が使われたのは遅かった。サックス(サクソフォーン)は、種類も多く、高音の出る順番からソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンなどがあ る。クラシックの曲で僕が、サックスのソロを初めて聞いたのが、ビゼー作曲「アルルの女」第二組曲の中の間奏曲のアルト・サックスのソロだった。「ほわっと」した柔らかい音で、いっぺんでこの楽器の音が好きになった。クラシックのオーケストのコンサートでは、めったに聞くことができない楽器なので、プログラムの中にサックスのソロがある場合、各オーケストラは、エキストラを呼んでいるようだ。サックスのソロのある他の有名な曲は、テナーとソプラノが聞けるラベルの「ボレロ」、ラベル編曲の「展覧会の絵」の中から「古城」のアルト・サックス、「ガイーヌ」の中の「剣の舞」のアルト・サックスなどだ。ジャズのサックスは、ジャズ用のリードを使って、もっと鋭い音を出す。しかし僕は、クラシックの「ほわっと」した音も好きなんだ。