この「ブルースエット」というアルバムの最初の曲である「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」は、マイナー・ブルースの曲で、このアルバムでテナー・サックスを吹いている「ベニー・ゴルソン」の作曲である。「べニー・ゴルソン」は、天才トランペッターの「クリフォード・ブラウン」の追悼曲である「アイ・リメンバー・クリフォード」の作曲者としても有名である。ハード・バップスタイルの「ベニー・ゴルソン」の演奏は、豪放磊落である。トロンボーンの「カーティス・フラー」は、J・J・ジョンソン以後現れた逸材の一人で、ハスキーな音色で、なめらかなフレージングをしている。「トミー・フラナガン」は、珠玉のタッチを持ったピアニストで、数々の一流プレイヤーと共演している。他には、べースの「ジミー・ギャリソン」、ドラムスの「アル・ヘアウッド」が参加している。「ブルースエット」は、名盤である。                                 

J・オリバドゥティ作曲「イシターの凱旋」、フランコ・コッフィールド作曲「トロンボナンザ」、クリフトン・ウィリアムズ作曲「献呈序曲」、エドリック・シーバート作曲「森のそよ風」、W・シューマン作曲「チェスター」、アルフレッド・リード作曲「音楽祭のプレリュード」、エルネスト・キャネパ作曲「フローレンスの祭り序曲」、これらは、昔の吹奏楽のオリジナル曲だ。僕の母が吹奏楽の大ファンなので、一緒によく吹奏楽のコンサートに出かけるのだが、最近のオリジナル曲は、聞いていて「難しい曲」が多い。なので、前に並べた曲が懐かしく思える。これらの曲は、ハーモニーもそんなに複雑でなく、旋律も覚えやすい。                                    


「象」には、やはりコントラバスがよく似合う。サン・サーンスはロマン派の作曲家だが、「水族館」を聞いた時は、絵画と音楽の両方で「印象派」を生んだフランスの作曲家ならではの作品であると感心した。「白鳥」は、チェロの独奏曲としてあまりにも有名である。この曲は、フォーキンが伝説のバレリーナ、アンナ・パヴロワのために振付したバレエ作品「瀕死の白鳥」のバックミュージックとして使われた。「瀕死の白鳥」は後に、マイヤ・プリセツカヤが演じ彼女の代名詞となっている。