ああ…この恋、実らなければいいと願う
でも恋はアートじゃない人生そのもの
過酷でドロドロに汚れるものだ
それはおとぎの国の王子様がいつかあらわれる日を夢見る少女のように盲目的だ。眠りの国の姫は永遠に目を覚まさない。あるいは愛しい女性を天使のように思い違えてしまうほど愚かな行為とも言える。その天使に羽根はない。
実った恋の物語より、永遠に続く長い片想いの方がどこか儚くて美しい。誰もが幸福な結末ばかりを望んでいるとは限らない。そんな甘い幻想を抱くより、人生はほんのりビターな方が人の心というのは不思議と落ち着くものだ。
思い通りにいく順調な恋愛より、ままならない恋の方が遥かにいい。そんなことをいう僕の恋はまるで人ごとのよう。

こっちが敢えて敷居を少し高くして、甘い蜜をたっぷり用意して…
向こうから寄ってくるように…いっぱい罠を仕掛けなくちゃいけないんだ。
二人の恋はチェスのように…恋の駆け引きは苦手だけれど、相手の気を惹くためにそれなりに考えて行動することはある。
その人の趣味に合わせて服を選んだり、メールの返信をなかなか返さないことであえて焦らしたり、忙しい振りをして電話にすぐ出なかったり…
突然プレゼントを渡したり、今日はいつもより素直な気持ちを伝えたりなんかしたりしてさ…

どんなにお金持ちでも美男美女でも、
どんなに憧れていても出会えた人としか恋はできないんだよ。
恋は人を成長させるってよくいうけれど…僕はどうだったろう。いつもままならない自分を見せつけられていた気がする。
思えば2月14日に別れ話をされたことがあった。バレンタインにチョコを渡して別れを告げるなんて洒落てるなあ…なんて半ば関心したものだ。
きっと彼女は僕の気持ちを試してたんだろう。ホワイトデーに復縁なんて筋書きを描いてたりなんかして…それを確かめる術はもうないんだけれど。
順調に進んでいた恋も、ふとした拍子に理由もなく冷めてしまう時がある。それはどうしようもなく突然に。冷めた恋はもう二度と温め直せない。
ああ…恋を続けていくことが
すでに面倒になってしまっている
失恋することにした…
ここで終わらせて完成させる、この恋を。
片想いに終わりがくるのはいつだろう。それは多分きっと夏の終わりのようにやってくる。恋はきっと秋の始まり、木々がいつのまにか紅葉にかわっているようにごく自然に訪れる。冬の寒さに耐えながら愛を育み、温めたその想いは春に芽吹く。
まるで季節が移ろうように…
恋とはきっとそういうものなんだ

P.S. 僕のこれまで出会えてきた人たちへ
【邦楽編】
DREAMS COME TRUE / サンキュ
SMAP/ オレンジ
Aqua Timez / 静かな恋の物語
柴咲コウ/ひと恋めぐり
福山雅治/ milk tea
【洋楽編】
Enya / Wild Child
Pussycat Dolls / Stickwitu
Daniel Powter / Bad Day
fun. / sight of the sun
思い出の失恋ソング集より抜粋