ずっと以前から気になっていた映画ではあった。原作は幻冬舎からお笑い芸人の劇団ひとりが出版し話題となった。
ただわざわざDVDをレンタルして観るほどでもない気がして、近所のTSUTAYAで見かけても手に取る事はこれまでなかった。
そうして数年が過ぎ去った…観るきっかけを逸した映画のひとつである。
それを借りたのがつい最近のこと。久しく観ていなかった邦画をGEOの旧作70円レンタルで借りた。
その時は、まさか70円で数年振りの涙を流す事になるとは夢にも思わなかった。
- 借金地獄のバス運転手
- 街に出て母を捜す女
- ホームレスで大ボラ吹きのモーゼ
- 何故かそれを崇拝する中年サラリーマン
- 売れない25歳の崖っぷちアイドル
- それを応援する漫画喫茶で働くオタク
- お笑い芸人を目指すぱっとしない男
- その男の夢を叶えようと健気に頑張る相方
- ストリッパーのジュピター
それぞれ別々の人生を歩いていた人たち。次第に明らかになっていく関係性がなんとも小気味よい。
台風が上陸し、黄色い傘が街に飛ぶ。
少々腑に落ちない部分も痼りとなって残るが、それを含めてもあまりある感動が胸をキュッと締めつける。
行き違う片想い、手渡された花束、
浅草の御守り、桃缶と写真、
母と子、父と子の話で頬を伝う涙がそっと流れてくるだろう…きっと。
台風一過、街に陽がさす。
誰かが教えてくれている気がする。明日はきっと晴れるよって。
君は一人じゃないよ‥ずっと。
巡り会いのなかで生きてく~
恵み愛のなかで満ちてく~
P.S 劇団ひとりさんへ
まず芸名が劇団なのにひとりってシュールすぎるww 初めてテレビで見たのは、田舎の暴走族のネタだった。
なぜだかインテリジェンスな雰囲気が漂うのはどうしてだろう。著書を読んでその訳が少し分かった気がする。
名ばかりの読書家より


