マーティン・スコセッシ | My favorite is …

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好きな音楽や本、映画に出逢った時、そこに関わるエピソードが必ずあります。

人間は時間的存在である。

それゆえに、過去の断片化した記憶を綴り、書き記していこうと思います。

マーティン・スコセッシ監督には、5度の結婚歴がある。極端な映画マニアで、黒澤明監督をリスペクトしている事でも知られている。


「ギャングオブニューヨーク」は構想に30年を要したと監督が語る歳月と情熱を傾けた映画だったが、興行収入は振るわなかった。

19世紀、マンハッタンの一角ファイブ・ポインツを舞台に繰り広げられるギャングの抗争とその復讐劇。


街を牛耳るネイティブ・アメリカンズのリーダーであるビルに一目置かれる存在となったアムステルダム。しかし、彼はビルに父親を殺された復讐を心に固く誓っていた。







始めはこの因縁の二人の間に親子や師弟のような関係性が生まれ始め、憎き敵であるビルの強さ、男の誇り、思いやりに触れアムステルダムは苦悩する。


しかし、彼の正体が知られてから状況は一変する。凄惨な私刑を受けたアムステルダムは、復讐を果たそうと新生デッド・ラビッツを結成し戦いを挑む。



時代背景もしっかり研究され、衣装や街並み、人々の暮らしぶりと細部に至るまで作り込まれている映画だが、日本人の私にはピンとこなくて感情移入できなかった。



それはそうと、敵役のダニエル・デイ=ルイスの風貌が何ともいい。シルクハットでカイゼルひげ、左の義眼にダークスーツと最高に決まってる♪


彼は「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」での演技も素晴らしかった。







「アビエイター」は、第77回アカデミー賞で最多11部門にノミネートされたが、期待されていた監督賞・作品賞・主演男優賞については受賞に至らなかった。


実在の大富豪ハワード・ヒューズの波乱に富んだ半生を描いた映画。彼は20世紀を代表する億万長者で、「地球上の半分の富を持つ男」とまで言われた人物。


2つの夢を人生に掲げてその生涯を謳歌した人間で、それが映画制作と飛行機事業。映画のタイトルも飛行士の意味を指す。

蛇足だが、レイバンの代表的なモデルに「アビエイター」というサングラスがある。映画「トップガン」でトム・クルーズがかけていたモデルである。







外から飛行機を映し出す幻想的な世界観を演出したカメラワークは賞賛に値する。


全体的にブルーを基調としながら、赤をアクセントカラーとした映像のコントラストが実に素晴らしい。


ヒューズの恋人役を演じるのは、「エリザベス」で一躍注目を集めたケイト・ブランシェット。二人で乗る飛行機のシーンが印象的。







一度は別れるのだが、精神を病んだヒューズの元に戻り献身的に援助する姿は実に甲斐甲斐しい。



強迫神経症を持つヒューズを見事に演じたディカプリオの演技には、鬼気迫るものがある。

ここ10年で素晴らしい俳優に成長した彼だが、実は極度のマザコンという事実を知った時には些か見る目が変わってしまった。



どちらの映画も長尺なので、
途中でだれる事うけ合いであるww








P.S 巨匠スコセッシ監督へ

「タクシードライバー」など数々の素晴らしい映画を撮ってきたあなたが、よもやリメイク作品で念願のアカデミー賞監督賞を受賞する事になろうとは…なんたる皮肉ですね。

受賞作品の「ディパーテッド」ですが、やはり原作の「インファナル・アフェア」の方が秀逸なので、私が観る事はないでしょう。


アカデミー賞審査員から外れた著名人より