そいやっさ!!
スタジオジブリにも残念ながらヒットしなかった作品はある。
ラピュタやトトロは何回もTV放送されるのに、「海がきこえる」「おもひでぽろぽろ」などはそれほど放送されない。本作も同様に。
おそらく視聴率がとれないからだろう。
「となりの山田くん」などは最早なかったものとして扱われてしまっている感がある。
それでも、ジブリ人気は高い。
なかでも私が一番好きなのは「紅の豚」だ。
何で主人公は豚なの?という野暮な質問をする輩は観る資格などないww
狸がしゃべる本作も同じく。
それにしても、この映画は実に見事に私たち人間を皮肉っている。
環境問題にも焦点を当てた社会派アニメでもあれば、子供も楽しめるお気楽ごく楽コメディでもある。
東京の多摩丘陵のとある山野。
そこに暮らす狸たちに、ニュータウン建設の一報が流れる。
自分たちの居場所が失くなる事態に、狸たちは開発を止めようと立ち上がる。
古寺での大集会。
先祖伝来の「化け学」を復興させる事に。
訓練を経て作戦開始。
ニュースに取り上げられ歓喜する狸たち。
しかし開発に影響なしで落胆する。
四国3長老がド派手に登場。
百鬼夜行、大規模な妖怪大作戦を展開。
花咲かじいさん、狐の嫁入り、骸骨、雲の妖怪。洪水を起こし、大火を見せて人々を怯えさせるが、所詮は幻術。
テーマパークのアトラクションと勘違いされてしまう無残な結果に終わる。
いよいよ追い詰められる狸たち。
世を諦めた信者たちは川を下り、過激派は最後の抵抗を見せる。
そこに狐の一派が訪問してくる。
都心のクラブを経営している彼等は、人間に混じって生きるしかないと甘く囁く。
佐渡に渡った使者が帰還する。
唯一の頼みであった二岩団三郎狸は既にいない。
最後に幻術で昔の緑豊かな多摩の姿を一時でも蘇らせようと試みる。
いつでもお前が~きっと傍に居るぅ
思い出してごらん、素敵なその名を♪
P.S どっこい生きてる野生の狸たちへ
狸が人を化かす術は主に変身術。
そう、頭に葉っぱを乗せてやる例のやつだ。
ただし、それは初心者のすることで、上級者に必要のないことは常識中の常識。
著・化け学の歴史より




