CHANGES | My favorite is …

My favorite is …

好きな音楽や本、映画に出逢った時、そこに関わるエピソードが必ずあります。

人間は時間的存在である。

それゆえに、過去の断片化した記憶を綴り、書き記していこうと思います。


- 自分に理解できない人間というのは、
- かくもミステリアスにみえるものか。



はじめて話したのは4年前。
なぜか私はSさんに気に入られたようだ。


私は彼について語る事はできるが、未だその内面は謎に包まれていると言わざるを得ない。




Sさんは、残業しない。

定時数分前になると、仕事を早々に切り上げて帰りの身支度を始める。

残業してまで仕事しない事が彼のポリシーだ。私と違って会社の奴隷には決してならない。




Sさんは、余計な仕事を嫌がる。

通常のデスクワーク以外はSさんにとっては全て余計な仕事に該当する。

以前、ちょっとした仕事を手伝ってもらおうとした時あからさまに嫌な顔をされた。




Sさんは、洋楽とりわけ欧州がお好き。

ロックといえばUKとUSに二分され、その他の国の音楽を聴く機会は日本にあまりない。

それでもSさんはドイツやイタリア、オランダ系のROCKやHIPHOPを好んで聴く。



そんなSさんに影響されて聴き始めたのが、バニラスカイ。私の好きな映画と同名のイタリアのポップ・パンク・バンドだ。



あける空、車の窓を開け風を感じる瞬間!
「on & on」


トンネルを抜けた先は海、海岸線をひた走る~
「se vuoi andare*」


陸橋を渡り丘の向こうへ、そんな帰り道♪
「welcome back」








Sさんは、ランチタイムをずらしたがる。

会社の休憩時間はフロア毎に異なる。
また全員居なくなるというわけにもいかないので、必ず電話番が割り当てられる。

Sさんは電話番を率先してやる。

時間がずれた方が店の混雑も少ないし、上司からの誘いもなく公然と一人でゆっくり食事を取れるからだ。





Sさんは、極度の暑がり。

職場の冷房設定は皆が遠慮して中々変えないのだが、Sさんは遠慮なく下げる。
女子社員が寒いと喚いてもお構いなしに。





Sさんは、以外と付き合いがいい。

平日は絶対に断られるが金曜日ならOK。
会社の飲み会にはまず参加しない。

ただ、職場の何人かでディズニーランドへ行った時は来てくれた事がある。







Sさんは、ヘビースモーカー。

煙草の値上がりがこの4年で2回もあった。Sさんは80カートンくらい買い込んでたばこ屋のおばちゃんをビックリさせた話をネタにしていた。

ちなみに彼は一日で1箱吸いきる。





Sさんは、ミステリアス。

以前Sさんと私と同僚の女性と3人で食事に行った事があった。なぜそうなったのかは覚えていない。


帰り道、このビルの会社が以前勤めてた所なのだと徐に話してくれた事だけは記憶している。











P.S  私より少し先輩のSさんへ

それにしてもSさんという形容は、「向日葵の咲かない夏」のS君みたいな感じだ。

ちなみにあの小説の叙述トリックは…
え、Sさんも読みました?

職場の人間観察をはじめた後輩より