ケツノポリス 2 | My favorite is …

My favorite is …

好きな音楽や本、映画に出逢った時、そこに関わるエピソードが必ずあります。

人間は時間的存在である。

それゆえに、過去の断片化した記憶を綴り、書き記していこうと思います。

ケツメイシのベストアルバム「ケツの嵐」。
それは四季折々に綴られる歌の数々。


春に「新生活」を奏で、
やがて「夏の思い出」へと移り、
秋に「涙」をしみじみと、
冬には「出会いのかけら」を聴く。



ちなみにベスト未収録だが、30代の方に是非聴いて欲しいのが「三十路ボンバイエ」
おバカなノリの爽快なナンバーだ。




思い出すのは、ケツノポリス2に収録されていた手紙シリーズ。
過去、現在、未来と分かれた3つの歌。
中でも「手紙~過去」が一番好きだった。


そのシングルCDを目にした事はあるだろうか。
ジャケットがまるで手紙のようになっていて感嘆する。それを教えてくれたのは、メールだけで知り合った女性だった。








あの頃、誰もが携帯を徐に持ち出し始めた。

出会い系サイトで気軽に友達を作れる事が人気を呼び当時ブームとなっていた。


今ではSNSの急激な普及により、facebook、Twitter、lineといったものが誰でも手軽に出来るようになっている、このAmebaも同様に。



他者との繋がりを求める力はこれほどまでの需要を生むものか、と驚嘆する。


ふと万有引力という言葉が頭をよぎる。

一定の距離を保ちながら引き合う孤独の力は、なんだか人も星も似ている気がする。




高校卒業を機に携帯電話を手にしたあの頃。
恥ずかしながら出会い系というものに一度だけ手を出した事がある。
…いわゆる若気の至りというやつだ。


音楽とりわけHIPHOPの話で盛り上がり、意気投合した1人の女性と直接会うことになった。

待ち合わせの時はだいぶ緊張した。


あの人かな、と思いつつも声をかけるのは躊躇われた。

私はナンパ経験もなければ、どちらかというと人見知りする方の部類に属する人間だ。


「○○さんですか?」

最初に声をかけたのは向こうの方だった。

整った長い髪に色白の肌、白のシャツにグレーの上着を羽織った清楚な出で立ち。

少し笑った時の笑窪が印象的だった。


次第に打ち解けて話をするうち、その女性が割と近くの大学の2回生だった事が分かった。


駅ですれ違った事あるかもね、とか
彼と別れたばかりで思わず出会い系に手を出した、などと談笑した。



覚えているのは、最近周りで流行っているという作り話に乗じて小指と小指で手を繋ぐ真似事をして歩いた事。


そして、食事をしながら話してくれたケツメイシの「手紙」という歌。


…それくらいだ。









P.S あの頃いつかのあの子へ

正直に言うと好きなタイプでした。
ただ、出会い系という後ろめたさもあり、その後は数回のメールをやり取りしてどちらともなく自然に連絡は途絶えてしまったね。

それでもケツメイシのあの歌を薦めてくれた事は覚えているよ。

茄みたいなミディアムパーマだった男より