今朝も外ははらはらと雪が舞っていました。季節の変わり目が一進一退しています。
さて、今日も本の一節から心を動かした、言葉をご紹介します。
その本は…
人生の五計 困難な時代を生き抜く「しるべ」 (PHP文庫)/安岡 正篤

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数年前に神渡良平先生と出会って、同時に安岡正篤という人を知りました。
昭和の宰相の知恵袋と云われた人で、「平成」の元号の名付け親でもあります。
それで間違いなくわたくしの人生は変わったといっても過言ではないです。
すでに鬼籍に入られてはいますが、和漢洋の古典から紡ぎだされるその言葉に衰えはありません。
この本では、前書きを息子さんである、安岡正泰さんが書かれています。
本編に入る前に、この前書きの一文に目が止まりました。以下に引用します。
父の別著『百朝集』、これは和・漢・洋の警句を集め短評略註を附した小品であるが、その中に
中国古典から引用した「五醫」がある。
費を省いて貧を醫やす(いやす)。
静坐して躁を醫やす。
緑に従って愁を醫やす。
茶を煎じて倦を醫やす。
書を読みて俗を醫やす。
現代の病的生活を救う好醫療であると解説しているが、人間は往々にして、つまらぬことに心配
して病にとらわれやすい。日頃から卑近な生活の中で、「人生の五計」やこの「五醫」を心掛けて
おれば救われるのではないだろうか。
何もかにもがスピード、効率、成果を追う世の中にあって、心を病む人、自ら命を終える人が
増え続けています。
そんな今こそ、この本の主題である「人生の五計」と「五醫」を学び、日々に活かしていかなければ
ならないのではないかと考えさせられました。